明治大学 法学部卒業
司法試験合格を目指し、法科大学院へも入学するが、3人の子育てに追われ留年、中退。
現在、学習塾経営。赤字なので、常にアルバイト中。
- 生きることの地獄いとう あきこ 私の中には、ある仮説がある。もはや仮説ではなく、恐らく皆実感していることであり、実証済なのではないかと思う。 人間界は地獄である。 文京区にある、八百屋お七をまつるお寺に、地獄・修羅・人間・極楽・天国だか […]
- 「いるだけで傷つく人がいることに、気づく」いとう あきこ よく、「自分は何もしていないのに」「人に迷惑かけている訳じゃない」という言葉を聞くが、その事柄直結でなくても、人はどこかで必ず人を傷つけ、また自分も傷ついている。 私の最初の子どもは、乳児性突然死とい […]
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- 「幽体離脱できます」(散文)いとう あきこ 私は、金縛りの状態を利用してのみだが、幽体離脱ができる。 とは言っても、完璧にできたのは高校生の頃、一度きりで、それから後は、わずかに体の一部が抜ける程度である。 まずは、自分でも鮮烈な思い出である […]
- 『自分が生きることの無駄』(散文)いとうあきこ 自殺願望が出始めたのは、中学生の頃からだろうか、少なくとも高校生の時には、ひろさちやさんのインド哲学(仏教)や遠藤周作さんのキリスト教の教えを含む小説をむさぼり読み、さだまさしの歌を聞き、心を維持したもの […]
- 初投稿エッセイ*名前がない白猫いとうあきこ 名前がない猫がうちにいる。来た時、真っ白な姿から「ゆき」「しろ」などの名前を考えたが、どれもしっくりとこなかった。 考え疲れ、「人間の中に猫一匹だから『ねこ』でいいか」と今も正式な名前がない。家族はにゃ […]