
たなかあきら
免疫系の自己区別を哲学的にどう解釈するかをカントに立ち返りつつ探求し、「生命体はなぜ超越論的判断を必要とするか」という命題と取り組んでいます。
今のところゴミ収集を生業としていますが、その職業経験と上述の取り組みを踏まえた生命・環境倫理を構築する日が来るかもしれません。
- 『ギリヤークさんと大拙』試論(三)-2020年・横浜港公演をきっかけにして-田中聡 〈5〉「個人的生命の宇宙的生命に対する関係を感得す。」 大拙(=鈴木大拙)、そしてギリさん(=ギリヤーク尼ヶ崎)の中には、東洋的な「一」とも言うべきものが脈打っている。 そしてそれはまず、(少なくとも大 […]
- 『ギリヤークさんと大拙』試論(二)-2020年・横浜港公演をきっかけにして-田中聡 本稿は、「まどか通信」フェニックス3月号に掲載された拙稿「『ギリヤークさんと大拙』試論(一)-2020年・横浜港公演をきっかけにして-」を引き継ぐものです。 前回は私がギリさんから直接お聞きしたお話から、或る […]
- 『ギリヤークさんと大拙』試論(一)-2020年・横浜港公演をきっかけにして-田中聡 【序章】 〈0〉導入 2020年10月11日、横浜港は横浜大桟橋国際客船ターミナルの屋上で、午後2時からの1時間余り、大道芸人・舞踊家のギリヤーク尼ヶ崎さん(当時90歳)(以下、ギリさんと略す)が、新型コロナウ […]
- 反抗期とテクノポップについての覚え書き(2)—「型に嵌ること」をめぐって—田中聡 私は2016年2月12日に、東京都現代美術館に『Tokyo』展を観に行った。 YMOという切り口から1980年代の東京をまず捉え、そこで得られたものが、現代の東京にどう引き継がれているのか? そんな視点を持った […]
- 反抗期とテクノポップについての覚え書き(1)ー「型に嵌ること」をめぐってー田中聡 今自分(1969年生まれ)が思索し、模索していることの起源は、自分の10歳位から17歳位の時期の精神的遍歴にある。 時々自分が何者か、分からなくなる時、そうした起源をもう一度十分に吟味 […]