にしのもり りょうこ
1968年 東京西端の町生まれ
ロンドン滞在から人生観が変わる。
心に響く美しいもの:冬のLondon エコール・ド・パリの絵画
ピアノの音色 四季折々の日本庭園 花火
理想の男性:夏目漱石「坊っちゃん」のような人
風のように日々を綴りたい
- 「川辺のビキニ」西之森涼子 子供達の夏休みもとうに終わったというのに、今年の猛暑は長く夏はこのまま終わらないのではないかという錯覚に陥った。 通勤経路を急ぐ朝、ヒラヒラと舞い落ちる木々の葉を目にして空を見上げると夏の青さとは違う水色 … 続きを読む
- 思い出エッセイ「祖母と着物」西之森涼子 母方の祖母の生きがいは、おしゃれをすることだった。祖母には似ず、おしゃれが苦手な母は半ばあきれながら、それでも亡き祖母に愛着を覚えながら、懐かしそうに話す。 明治生まれの祖母は、最初の結婚で娘を授かるが、 … 続きを読む
- 思い出エッセイ『梅香る里の夏』西之森涼子 東京といっても山間部に位置し、急流の川が町に沿う我故郷の冬は、冷たく厳しい。 都心でちらちらと風花が舞っている時は、もうこの町には雪が積もり始めている。 それでも私は、幼少時に見たこの町の四季の … 続きを読む
- 初投稿エッセイ*変わりゆく故郷~紫陽花の坂道にて西之森涼子 明るい夏の日差しに光る水面、川底の小石が宝石のように美しく見えるのは水が澄んでいるからだ。 その宝石たちの上に、影を映して小さな魚が泳いでいく。 幼い頃から見慣れた故郷の夏なのに、いつまでも見飽きずに川 … 続きを読む