原田広美
うちの成志の「話し方の講座」で、
ゲシュタルト療法の話も取り入れたりするのですが、
(というより、通常はその原理を応用して「話し方」を指導しています。2018年の「サイタ」というサイトから申し込む「話し方」では、注文数日本一に輝いたこともあるんです!)
そこにある作曲家さんがいらしていて、
その方は成志の講座に熱心な方で、かなり継続してその後もZoomで個人セッションをされていました。DJもされていましたので、そのリスニング番組の中でのゲストへのインタヴュー方法なども含めてやっていたようです。
その方の作曲の方の話に戻りますが・・
いわゆる「図(ルビンの壺)」の~サムネイルの 黒い壺が「図」~それをその方の通常の楽曲とすると、
それは↓↓下記の曲だったのだそうです。(皆で楽しく、福祉施設などで身体を動かしたりする時のための曲)
そして、それとは逆側の「地」の要素をワークで探ったり、体験し、意識しはじめた結果として作曲した楽曲が、
下記の↓↓ものだそうです。
こちらは通常のその方らしい要素の逆側を発掘して育てた結果であるにもかかわらず、周囲からの評判はすこぶるよいとのことです。私も、この2曲目には魅かれるものがありました。
youtubeではないのですが、2週間で1万ストリームあって、ご本人も驚きだそうです。
あなたも両者を少しずつでもよいので、是非とも聴いてみてくださいますか?
一般的にも、下記の2曲目の方が、アーティスティックという視点からは評価の高いものだと思います。
ゲシュタルト療法(セラピー)は、とにかく体験が大事でそこからしか理解できないことも少なくないのですが、
理論としては、
☆上の「図と地」の視点の転換の理論の他、
☆「5つの捉われ(投影、鵜呑み、融合、反転行為、エゴイズム)」の理論、
☆「出会いの4つの層(挨拶の層、役割の層、死の層、コア)」の理論などがあり、
また「気づきの3領域」としては、
①「内部=感情&体感&直観」、
②「中間層=思考、思い出、イメージ、未来への心配など」
③「外部=五感で気づくもの」に分け捉えられています。
これらを体験・体感的に理解することや、
5つの捉われを理解して底から逃れ、
3理小域のバランスを得ることでメンタル不調を整え、
自己成長や夢実現の道筋を見つけてゆくことができます。
傷=トラウマは芸術の源という言い方がありますが、
それが無自覚になっていることも多いので、その発見は大事なのです。
そしてトラウマや抑圧されていた感情を、ただ作品として叩きつけていても進展がないので飽きられます。
まず作品を通しての傷やトラウマの表明と観客からの共感は重要でしょう。
でも次の作品も次の作品も、そのレイヤーにとどまっているのでは自分も客も飽きてしまう。
偉大なるマンネリズム(これがどこかいきついている天才みたいな場合)ではなく、
矮小なマンネリズムで終わります。
情動部分からを耕す表現主義のセラピーであるゲシュタルト療法が役立つとすれば、
傷=トラウマの中に閉じ込められていたあらゆるエネルギー、才能、愛情、感情、
および自己肯定感やクリエイティヴィティーを取り戻すことができるから。
それが次のクリエイションの種にもなるというわけです。
ですからクリエイションに携わる者にとって、これは味方になるというのが私の見解です。
私の体験では自分に関して、これらのどこが閉じていて、開いているかは無意識になって
いることが多いので、それをクレヨン画や夢のワークなどなどで地道に総合的に見てゆく
ことから大きな違いが生まれてきます。
たとえば「鵜呑み」ですが、本人がほとんど気づいていないことがよくありますね。他のものも
そうですが、5つの捉われについては、案外手ごわいです!
喉や発声に課題を感じる方は、「鵜呑み」の傾向が強いものです。
「鵜呑み」されたもの=大きい煽(あおる)るような声や強い主張、
あるいは自分が権威を感じる考え方や判断の基準を自分と勘違いして生きて来て(育って来て)、
素の自分として「感覚を感じる」、自分selfを保持するのがとても難しくなっている人もいます。
自分の細胞感覚=感受性の部分が死んだように埋もれていたりする場合もあります。
(以上「鵜呑み」に特化して、思いつく範囲で少し書いてみました。)
上記のような捉われに気づき、それらを解放して生まれて来るのは「生き生きとした感覚」やパワーです。
それらは関係づくり、自己実現、夢実現、健康、自然治癒力の向上、メンタル不調の緩和、
クリエイション、そして人生というクリエイションにも大いに役立ってくれます。
今回は、春から6月までに外部の方にもプレゼントしていた『やさしさの夢療法』のPDFの内容
=「はじめに、第4章、第5章、第6章」を今回の投稿としてもアップさせていただいていますが、
その中の、第5章「夢のワークの舞台裏」が、おおむねここに書かせていただいた理論の内容になります。
➡上の内容を掲載したPDF(夢解きについてと、ゲシュタルト療法の理論)は、下記から読者の皆様にもプレゼントさせていただいておりますので、ご関心がございましたら、この機会に是非ともご高覧くださいませ。
https://my79p.com/p/r/0V2Wvv3w
成志のイメージワーク集1~10のPDFは、こちらからプレゼントしています。
https://my79p.com/p/r/G05AIjuo
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