エッセイ 五感の冬~サトウハチロウが見た風景 西之森涼子 年が明けるととたんに寒さが増す。 そんな気がするのは、子供のころからなんとなく12月の慌ただしさが好きで寒さよりクリスマスや大晦日の楽しさに日々を過ごしてきたせいだろうか。 冬の匂い 冬と言われれば思い出す匂いは、年末に親戚で集... 2024.01.30 エッセイ西之森涼子
エッセイ アートセラピスト養成講座に参加して クリュエワ みか今年のアートセラピスト養成講座に参加させてもらい本当に良かったなと思います。私は以前から様々に精神的な問題を患い、心理士や精神分析学者などに何年か通ったことがあり、自主的に心理学、神経科学、生物化学まで学びました。さまざまな... 2024.01.29 エッセイクリュエワ みか
エッセイ ネコは寝ころびヒト育てⅥ 保延 薫Eisai ATM Navigator8. 末広がりの8である。御縁が様々に広がる数と古来から尊ばれている数である。漢数字八は、たしかに末広がりを感じさせる。 いつかの原稿で、医学教育は実は高い!たとえ通信教育でも国家試験浪人対策の... 2024.01.27 エッセイ保延薫
エッセイ 池谷の抗議 田高孝池谷は、金メダル候補だった第○○オリンピック大会で、床運動で、途中ある下手な技をやった。それは、初級の麻布の体操部でもやるような技だった、床で、数歩助走をつけて、前方宙返りする簡単な技だ。俺ら、弱小運動部では、十分難しい技だ。フワッと... 2024.01.27 エッセイ田高孝
エッセイ 『穴の開いた人間ポー』 平塚由香 障がいがあってもなくても楽しめる、インクルーシブな絵本を取りそろえている『絵本屋だっこ』さんから、5年前統合失調症になって引きこもった時に描いた絵本が販売されます。 紹介文はこんな感じに作成して頂きました。 ~人と違うことが苦しい... 2023.12.04 エッセイ平塚由香
エッセイ 欧州バス旅 野原広子 もうガマンも限界。この身体の奥底からこみ上げる欲望を、今夜こそ叶えてやる。そんな衝動でしでかすとロクなことにはならない。だけどこれほどの惨劇になるとは‥‥。逃げるか。どこへ? あれは初めて海外旅行に行ったときだから結婚2年目の秋で... 2023.12.04 エッセイ野原広子
エッセイ さまざまな人が集まったオンラインのお茶会 浅野卓 先週末、散歩の途中で、出身大学の学園祭に立ち寄りました。コロナの規制も終わりつつあり、模擬店や演奏なども活発な様子で、私も嬉しく思いました。さて、学園祭のテーマが「ぬ」。何を意味するのでしょうか。いろいろな解釈や思いがあるのでしょう... 2023.12.04 エッセイ浅野卓
エッセイ マミのA4一枚、こころのデトックス(10) 矢野マミ27.『死ね!』というアナタはもう死んでいる。 機会を得て、ダンス・表現系のワークショップに参加してきた。2泊3日の丁寧に組み立てられた構成で、主催者の自信と熱意を感じられた熱い体験であった。コロナ禍を挟んでここ数年、様々なワークシ... 2023.12.04 エッセイ矢野マミ
エッセイ ネコは寝ころびヒト育てⅤ 保延薫7. ウチのネコは医者に掛かるとき、基本的にはご近所さんだった。一度緊急で入院した後はその入院先にずっと通った。予後を観察していただく必要が出てきたから。 だんだんとお医者様や、医療研究者、医療機関に縁が出来たために、医療全般について... 2023.11.29 エッセイ保延薫
エッセイ 「音楽はずるいよ。心に直球で来るから」――発車メロディーの作曲者に語られた言葉 山田浩貴 ●音楽の直接性 音楽は「あからさま」な芸術ジャンルである。目をそむけることはできても、耳をそむけることはむずかしい。また、音楽が流れていると耳をふさぐことはなかなかできないものだ(耳には、なぜか、まぶたのような「フタ」がない)。音... 2023.11.29 エッセイ山田浩貴
エッセイ 私の舞踊史11 柴﨑政夫 大学の方はというと、理論物理専攻ながら、いつまでも安い授業料で居座る学生を追い出し、新入生には高めの設定をして受け入れるという経営案に従わざるを得なかった。 前年、教育実習を都内で希望したが、郷土の方がよいと断られ、演劇活動も一休... 2023.11.28 エッセイ柴﨑政夫歴史
いとうあきこ 「いるだけで傷つく人がいることに、気づく」 いとう あきこ よく、「自分は何もしていないのに」「人に迷惑かけている訳じゃない」という言葉を聞くが、その事柄直結でなくても、人はどこかで必ず人を傷つけ、また自分も傷ついている。 私の最初の子どもは、乳児性突然死というもので生後二か月で他界... 2023.11.28 いとうあきこエッセイ
エッセイ 接待備忘録—上野フォルマ 田高孝 田高商店は、かくして、始まった。「銀座フォルマ」として。私は、優秀な売り子だったとは、言ったとおもう。次に、私の手柄。私は、フォルマさん’(銀座の御木本の本店の方)から、ある種の民芸品を委託されたことがある。それは、フォークロアとで... 2023.11.27 エッセイ田高孝
エッセイ 猫とピアニスト 野原広子 19年3ヶ月暮らした飼い猫の三四郎が亡くなって、もう4年もたつのね。その前後に弟と父親、母親が立て続けに亡くなったので、悲しいとか喪失感とかにひたっている間がない。 それが先日、YouTubeで辻井伸行くんのラ-カンパネラをなんの... 2023.10.09 エッセイ野原広子
エッセイ 【特別寄稿】筑豊炭鉱の「記憶画」、野見山曉治(1920~2023)の「遠賀川」 矢崎秀行 現代日本の洋画界の長老・野見山曉治(ぎょうじ)氏は今年6月22日に亡くなった。 102歳の天寿を全うされた。 福岡の炭鉱町に生まれた彼にとって「炭鉱」は絵画のモチーフというよりも、故郷そのものだった。 福岡県嘉穂郡穂波村(現・飯塚... 2023.10.09 エッセイ矢崎秀行
エッセイ AI甲子園を目指す高校生に伝えたいこと 浅野卓高校生を対象としたAI甲子園という行事があります。高校生が、AI技術の基本を理解した上で、企業研究や地域イベントに参加し、一連の活動を通じて、研究テーマを設定し、AIを活用した発表を行うという仕組みです。詳しくはこちらのサイトをご覧く... 2023.10.01 エッセイ浅野卓
エッセイ 思い出エッセイ「川辺のビキニ」 西之森涼子 子供達の夏休みもとうに終わったというのに、今年の猛暑は長く夏はこのまま終わらないのではないかという錯覚に陥った。 通勤経路を急ぐ朝、ヒラヒラと舞い落ちる木々の葉を目にして空を見上げると夏の青さとは違う水色の秋の空に気付いた。 自... 2023.09.30 エッセイ西之森涼子
エッセイ マミのA4一枚、こころのデトックス(9) 矢野マミ24. 虚飾の人 ここ数年、「拒食症」「元・拒食症」の人と同じ職場で働く機会が増えた。若いころにはなかったことだ。21世紀になってから「拒食症」の人が増えているのか、この仕事を志向する人に「拒食症」の人が多いのか、人手不足で職場もそ... 2023.09.29 エッセイ矢野マミ
エッセイ 「最後の花火」——フジファブリック『若者のすべて』にきこえる自己予言 山田 浩貴 日本のバンド、フジファブリックが演奏する『若者のすべて』は、志村正彦(1980年7月10日~2009年12月24日、29歳没)が作詞・作曲した楽曲である。志村はこのバンドでボーカルとギターを担当していた。Youtube↑クリック... 2023.09.29 エッセイ山田浩貴
エッセイ マリファナ対アロエ=手の甲と手のひら―野生の思考を使う。 田高孝 マリファナは、手の甲をダラした様に、うな垂れている。或いは、しお垂れている。 アロエは、溌溂と手のひらを返して、天を見ている。目一杯主張をしている。この二項対立は、「差異の明白さ」(野生の思考)である。 何か、暗示的。アロエの役割は... 2023.09.28 エッセイ田高孝