田高孝

エッセイ

マリファナ対アロエ=手の甲と手のひら―野生の思考を使う。

田高孝 マリファナは、手の甲をダラした様に、うな垂れている。或いは、しお垂れている。 アロエは、溌溂と手のひらを返して、天を見ている。目一杯主張をしている。この二項対立は、「差異の明白さ」(野生の思考)である。 何か、暗示的。アロエの役割は...
文学

小説『回帰 或いは、テレ・オフ』

田高孝 2017年6月17日、母死去の報が、妹より、あった。深夜だった。私は、かねてからの、計画を実行することにした。 それは、電話回線外し。うちは、電話は、3台ある。携帯はない。そして、インターネット回線で、全部、つながっている。黒電話も...
文学

怪奇心理小説『西ヶ原クロス・ロード』

田高孝  お前が、自分で投げたものを捕らえている間は、すべては、手慣れた技量に尽き、うるところは、乏しい!  お前が、思いもかけず、永遠の競技相手、運命の女神が、かつてお前に、お前めがけて、まさに、熟練の弾みをつけ、神が作り上げた大きな橋の...
エッセイ

肝炎ストーリー

田高孝  肝炎の資料には、「口唇性交と肛門性交」の禁止がある。これは、フロイトと同じ。フロイトも、また、これを禁じた。95年の「ヒステリー研究」から2013年の「精神分析入門」案での間、一貫してそう主張している。  また、「長すぎる口づけ」...
エッセイ

魔物テレビ

田高孝   懐かしい話題へ   ある芸術家への手紙より  お会いした時より、共通の話題として、「月蝕歌劇団の高取英」氏との話がしたかった。 この話は、秘中の秘で、高取氏本人と私の間でしか、分からないのですが、それに関して、○○さんに、ご報告...
エッセイ

キャバクラ研、その後

田高孝  この日本で、飢えとは?  2017年にすでに、コンビニで、飢えた主婦が、盗みを働こうとしているのを見たことがある。 危ないことは始まっている。刹那を競うスマホ社会としか言えないが、ゲーム機のクレージー現象も、去る事ながら、この風前...
エッセイ

ブランショとの出会い

田高孝  青春時代を謳歌した、東武東上線の常盤台駅前シャガールの内部。私の青春舞台。  ときわ台で、アパート暮らししていた時。キャバ研の後、行き場を失って、幸田と一緒に、逃げの算段をしていたころ。突然、本屋で、コリン・ウイルソンの「宗教と反...
エッセイ

虚構かリアルか『森田の環境』

田高孝  ●●区●台に、森田家(仮名)はあった。1977年の事だ。私が、キャバクラ研を作った年であり、この家へ、家庭教師で通った時でもある。  その森田守(仮名)は、その後、かなり知られた●●評論家になっている。私は、そのことを2015年ま...
エッセイ

ニューヨーク黒人社会の移住

田高孝 1978年。東北新幹線の開通は、1982年だった。  彼は、少し、前に来ていた。モヒカン刈りの白人。刺青を肩に入れ。10人のフリークたちを連れて、アメ横を、歩いていた。ここだ。ここで、一番はしゃぐ。10人のフリークたちが。見ると私の...
田高孝

田高孝のスモールギャラリー

エロスの大学 ~大学は、花園。そこでは、「桑原、桑原、みだらなことが行われている。」しかも、官制の指導の下に。 「アミューズ」あるいは「老人と性愛のナンセンスな繋がり」 ~江戸時代からの伝統。ボーヴォワールじゃないが、「女は作られる」。ボー...