北條立記 洋梨の上に喜んで 北條立記 大きな洋梨の上で、色々な果物がなる木を育てる女性。 その繊細な指で果物の手入れを行い、この世にないオリジナルな果物=ラ・パトゥーセウィシトスを育て作ろうとしている。 その果物は、食べるとお腹の中からほんわかして、目が覚めるよう... 北條立記文学
北條立記 小説風エッセイ『心象の中の少女』 北條立記 自分には、心象の中の傷付いた少女というのがいる。 ヨーロッパの心中映画では、最後はピストル自殺だ。ベッドサイドで恋人を撃ち、男性は彼女をやさしく寝かせ付け、その横に自分が横たわり、こめかみを撃つ。 私の考える心中は、そういう... 北條立記文学
エッセイ インクルーシブフェスティバル「りれいしょん」の反省と考察 北條立記 本年(2023年)の7月に、私が副代表を務めるアーティスト団体「ジャスミンファクトリー」主催で、インクルーシブフェスティバル「りれいしょん」が開かれた。私はそこでチラシやパンフレットのデザインや運営業務を担っていた。 本記事で... エッセイ北條立記
北條立記 考え抜くという仕事 北條立記 主旨 丹念な、綿密な思考は、学者の世界でさえ、疎かにされていることがあると考えている。 そこで、思考、知識、教養、知性、論理性、感性、感受性、学問、研究、教育、本、古書、書店、出版、メディア、言論、表現、表現活動、ネット世界... 北條立記批評・論考
北條立記 言葉とは、思考と感覚を永く残すものである 北條立記 時が経てば忘れて消えてしまうかもしれない、人の思考や感覚を、永く残すのが言葉とそれを記した書物である。 ヘルマン・ヘッセは、絵画とは、一瞬で消えてしまう人の表情を永遠に残すものである、と言っているが、言葉も「思考」に対して同じ... 北條立記批評・論考
エッセイ インクルーシブとは?〜舞台フェスティバル「りれいしょん(Relation)」の開催に寄せて〜 北條立記 「インクルーシブ」とは、「包み込む、排除しない」という意味の、「新しい社会の方向性を表す言葉」です。 この概念は、「バリアフリー」の発展形の言葉と捉えると、わかりやすいと思います。 バリアフリーといえばご存知の通り、お店や駅... エッセイ北條立記
北條立記 観劇の感激を呼ぶ作法—音楽と裏方の「体験」があるダンス公演— 北條立記 2023/4/22藤村巷平プロデュースダンス公演「PreDanceMusic」@神奈川県立青少年センターHIKARIを観劇して 開演してからリノリウムを引く、椅子を置く、ステージに照明卓があって演者が操作しながら公演が進む……... 北條立記批評・論考
エッセイ 愛を阻害する日常品 北條立記 人同士の愛情関係の一番中心となる場は、家族だろう。 その家族内での愛情関係が持てない、崩れていることから、社会のさまざまな問題が起こっていくと考えている。 しかし、そうであれば家族内の愛情関係を構築する方向に、社会の人々が動... エッセイ北條立記
北條立記 短編小説『赤子の皺』 北條立記 その赤子の手の甲には、深い皺があった。 気になり上着を脱がせてみると、背中の右上にも皺があった。 左の二の腕にも、臍の上辺りにも、右のふくらはぎにも皺が刻まれていた。 目の下には大きな隈がある。 目玉は赤く充血している。... 北條立記文学
北條立記 芸術的欲求を遂げるには—3つのライトスケッチ— 北條立記 芸術活動を継続し、創作をより豊かにできるようにするための、自分の気づきや工夫を書いていきたい。美学とかそういう難解な話としてではなく、日常感覚で捉えた、しかし創作において意味あると思うもろもろの事柄である。高校生くらいの子にも刺... 北條立記批評・論考