文学 短歌集『奇跡~懐かしい日々』 田中義之 高校生若気の至り言い訳にしていい時といけない時代 肩車担ぐつもりが耐えられず思わず落とす情けなき我 水俣の公害問題友と知り図書館で読む苦海浄土 自らを大人とみている高校生所詮は園児が背伸びしただけ 青春の真っ只... 文学田中義之
南清璽 連載小説『天女』第五回 南清璽 あの日のこと。令嬢の尊父からあの出奔の計画を糺されたときのことを思い出していた。 伯爵は既に応接間のソファーに座していた。決して、威厳を示さず、むしろ、しとやかといえた。そして、いつもの深みのある落ち着いた物言いが始まった。それ... 南清璽文学
エッセイ ネコは「寝こ」ろびヒト育て Ⅲ 保延薫 5. 日本の方々は行動力がある。実は世界に活躍する。そのような一人からある日、 「医学の通信教育をご存知ありませんか?」と訊かれた。 やはりあの先生しかいない。何度となくご相談をしていた先生に今回もご相談をした。 「医学の通信... エッセイ保延薫
柴﨑政夫 私の舞踊史Ⅷ 柴﨑政夫 後になって気づいたことだが、半年ごとの養成所のカリキュラム計画と発表については、後になって、娘がロシア留学した際に出題されたものと極似する内容だった。 歌唱発表、抜粋場面の演技発表、肉体表現、論文発表。そして最後に総合作品とし... 柴﨑政夫歴史