
意外な自分を知る時間~アートセラピーのワークショップに参加して
飯島章嘉
*まどか研究所「アートセラピー実験工房」の中で、「かちかち山」をテーマに描かれたクレヨン画。
なんだかワクワクしながら、木曜日の午後七時からの時間を過ごさせてもらいました。その時...
2023.03.28

幸せになるためのアファメーション・ノート(その2)
原田広美
◎幸せになるための条件なんてありません、幸せになるための考え方があるだけなのです。(バカボンのパパのように..)
私は、〈私〉を愛します。
私は、〈あなた〉を愛します。
あなたは、〈私〉を...
2023.03.262023.03.31

【特別寄稿】蕪村の発句に於ける時間の考察(三)―俳句とモンタージュ―
桝田武宗
今や俳句と映画制作に於けるモンタージュ(編集)が大きく関わっているということは常識になっていますが、簡単に説明しておきます。
モンタージュ理論は、ソ連の映画監督・セルゲイ・エイゼンシュタインが提唱した映像...
2023.03.262023.03.27

電子書籍版『やさしさの夢療法~自分を癒して育てるゲシュタルト・ワーク』あとがき(上)
原田広美
本書は、母による抑圧などを契機に、成人後も自信喪失や孤独感が解消できず、加えて管理体制の強い職場への勤務による鬱や、夫のモラトリアムなどに悩んだ私が、学生時代からの心身の解放と自己表現、および二〇代全般を通じての...
2023.03.262023.03.31

夢日記『番号』
ゴーレム佐藤
玄関のドアにぶらさがる番号札、いつから下がっているんだろう。
部屋番号とは全く別の番号が手書きで書き記してある。となりの部屋をみるとやっぱり手書きの番号札がぶら下がっている。その隣も向かいも13桁の数...
2023.03.26

マミのA4一枚、こころのデトックス (4)
矢野マミ
10.異次元
「世の中が変わったな」と実感したことが最近あった。
行きつけの(?)スーパー銭湯で、パウダールームの鏡の前で、全裸で立ったままドライヤーをかけている女性を発見したのだ...
2023.03.26

短編小説『赤子の皺』
北條立記
その赤子の手の甲には、深い皺があった。
気になり上着を脱がせてみると、背中の右上にも皺があった。
左の二の腕にも、臍の上辺りにも、右のふくらはぎにも皺が刻まれていた。
目の下には大きな隈が...
2023.03.26

ニューヨーク黒人社会の移住
田高孝
1978年。東北新幹線の開通は、1982年だった。
彼は、少し、前に来ていた。 モヒカン刈りの白人。刺青を肩に入れ。10人のフリークたちを連れて、アメ横を、歩いていた。ここだ。ここで、一番はしゃぐ。10人のフリークた...
2023.03.26

連載小説『天女』第二回
南清璽
この日、令室は、ハ短調の楽曲を所望された。当初、ベートーヴェンのピアノソナタをと考えたが、独逸国の留学時に楽譜として手に取ったシューベルトのピアノソナタが忘れられず、知己を通じ、その楽譜を借りた。今回のサロンでの演...
2023.03.26

東洋「哲学」について(4)
山本幸生
私の場合、「インド系統」後において、イスラム系やユダヤ思想関連、更には日本思想などもいくつか通過してから、ようやく「西洋哲学」というのに本格的に取り組むようになり現在に至る、ということだが、ここはあくまで「東洋哲...
2023.03.25

[特別寄稿]スサノヲと中上健次 あるいは嘆くボブ・マーリーと哭きいさちる中上健次(三)
矢崎秀行
新宮の熊野灘に面した海岸に座る中上健次
スサノヲと中上健次⑤
けれども、ジャマイカのトレンチタウンと新宮の路地には大きな違いがあった。負を負った被差別地域であることは共通するものの、トレンチタウンは今なお続く...
2023.03.252023.03.27

『ギリヤークさんと大拙』試論(二)-2020年・横浜港公演をきっかけにして-
田中聡
〈3〉命は「限りがあって限りがない」。
更に思い起こせば、 2019年のTBSの『88/50 ギリヤーク尼ヶ崎の自問自答』というテレビドキュメンタリー番組(本文の下に、その番組のYouTube...
2023.03.25

私の舞踊史Ⅴ
柴﨑政夫
不本意入学ながら、大学生活が始まった。学徒援護会で間借りを探した。ここの交差点対面側には警察の駐在所があって、ある漫画家が署員の個性や性格を拡大して書くこともあった。地下鉄を利用すれば早稲田から神楽坂・飯田橋まで...
2023.03.25

三浦一壮氏の舞踏との出会いと共演
小森俊明
筆者が三浦一壮氏の舞踏を初めて目撃したのは2019年のことだった。その威厳と滋味、風格を併せ持った佇まいに圧倒されたものである。終演後にお声掛けして感想をお伝えして以来ずっと、いつか共演させていただけたらと考えて...
2023.03.25

デザインの力って
平塚由香
デザインの力ってすごいんですね。と言われました。
そうなんです。そうなんです。
どんな素材も丁寧に美味しい料理にしていくのがデザインだと思っています。
今回の素材は児童デイサービスの壁に貼ってある...
2023.03.25

画集『音楽図譜』
田中義之
2023.03.25

………………………◆◇2023年3月号〈目次〉◇◆下から、ここまでになります。
【◆あなたのポケットの中のお友達】になりたい!!!小説も◇詩も◇論考も◇哲学もエッセイも、◇歴史も◇歌集も◇詩画集もあなたは、どこから読むのかなぁ?.............................................
2023.03.052023.03.06

わがアルバイト人生すごろく〜1
野原広子
私は児童労働者だった、なんていうと次に続く言葉は「児童虐待」かしら。いやいや、そんなことを言いたいんじゃないんだけどね。
私がお隣りのおじさんからたばこ買いを頼まれて「はい、おだちん」と手の上に10円玉を...
2023.03.05

即興について
MIREI
©David CT O’Connor
私は2009年頃、ロンドンで即興演奏を始めました。
当時、私は日本の会社員を辞めた後、美大の1年生か2年生をやっているところでした。ある日、クラスメートのドイ...
2023.03.05

『ギリヤークさんと大拙』試論(一)-2020年・横浜港公演をきっかけにして-
田中聡
【序章】
〈0〉導入
2020年10月11日、横浜港は横浜大桟橋国際客船ターミナルの屋上で、午後2時からの1時間余り、大道芸人・舞踊家のギリヤーク尼ヶ崎さん(当時90歳)(以下、ギリさんと略す)が、新型...
2023.03.052023.03.22

幸せになるためのアファメーション・ノート(その1)
原田広美
◎幸せになるための条件なんてありません、幸せになるための考え方があるだけなのです。(バカボンのパパのように..)
自分を責めない、惨めな思いにさせない、
そうなる発想があれば手放す。
好き...
2023.03.02

憂国の士、市ヶ谷事件についても読める「私の舞踊史Ⅳ」
柴﨑政夫
幸か不幸か父から書道の手ほどきは受けていた。
小学校5年生からは臨書に取りかかり、虞世南、欧陽詢らの書風にふれながら、千字文を習っていた。
これは強制だったため、弟妹はすぐに離脱。後々これがなぜか...
2023.03.012023.03.02

マミのA4一枚、こころのデトックス (3)
矢野マミ
7. 多いですか?少ないですか?誰に聞いたら良いですか?
特別な職業に就いているわけではないが、ふと気がつくと、周りに自死、変死した人が何人もいた。
普通、平均して何人くらい自死した知人がいるのだろ...
2023.03.01

連載小説『天女』
南清璽
迂闊だった。その場を和まそうと微笑んだのに過ぎないのに、当の令室は、それを嘲りと捉え、例の如く、私に、折檻を施そうとするのだった。
大凡、彼女の面前で、微笑みを浮かべること自体禁忌だった。それは、先にも述べ...
2023.03.012023.03.02

花と緑の癒し~「園芸療法」のお話〜(2)
柴沼敦子
今回は、園芸療法とはどういうものかについてお伝えします。
園芸療法を一言で簡単に説明するなら「花や野菜などの植物を用いて人の健康をサポートする」ということでしょうか。
もう少し詳しく専門的に説明す...
2023.03.01

詩画集『春の頂から』ー 君のいる風景Ⅲ
まどろむ海月
見上げた月は 皓々として
雪景色の深い谷の 底にまで
光を落としていた
白い中空の湯のなかで
魚のように戯れたね
...
2023.02.28

[特別寄稿]スサノヲと中上健次 あるいは嘆くボブ・マーリーと哭きいさちる中上健次(二)
矢崎秀行
新宮の熊野灘に面した海岸に座る中上健次
スサノヲと中上健次③ ボブ・マーリー、本名ロバート・ネスタ・マーリーは1945年2月、ジャマイカのセント・アン教区ナインマイルズに生まれた。中上より一つ歳上である。父親は英国生...
2023.02.28

新著『現代音楽とメディア・アートの空観無為』のご紹介
小森俊明
先月(2023年1月)、『現代音楽とメディア・アートの空観無為』(TPAF刊)という共著を上梓した。まどか通信フェニックス2023年2月号では、本著についての寄稿を編集責任者の原田広美さんから提案された...
2023.02.26

『猫画集』
田中義之
2023.02.26

芸術的欲求を遂げるには—3つのライトスケッチ—
北條立記
芸術活動を継続し、創作をより豊かにできるようにするための、自分の気づきや工夫を書いていきたい。美学とかそういう難解な話としてではなく、日常感覚で捉えた、しかし創作において意味あると思うもろもろの事柄である。高校生...
2023.02.25

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「書かずにはいられない..」と、リルケは言った。エッセイも論考も、ルポも、哲学・文学一般も、しかり。「踊る神だけが信じられるだろう」とニーチェは言った。言葉だけの時代は、過去になった。心身の感受性を回復しよう。⎯愛と希望と実存を求めて..パンドラの箱、最後に出て来たのが、「希望」!
心理療法家 原田広美
舞踏:細田麻央 チェロ:北條立記