アート・セラピーに参加して

田中義之

 

 去年ほど僕にとって生活が一変したことはなかった。

 一昨年仕事が、定年退職してから色々な事が起こった。中でも去年の秋からZOOMで。アート・セラピーに参加したことは僕にとって大切な事だった。

 

 

 実家を家出して新しい住まいに転居して、その秋の事だ。最初は週に一度、木曜の夜19時から21時だけだったが、途中から火曜の13時から15時が加わり非常に忙しくなった。週四時間参加するようになったのである。しかし、生活のリズムが出来てくると張り合いも出てきた。

 夜と昼では参加してくる人が違っていた。もっとも両方に参加する人は僕の他は少なかった。

 精神の内面に問題を持っている人たちが思いの外多かったように思える。僕もその中に属する。

 

 

 無意識に注目して、いかにそれを顕在化できるかが大事な事だった。

 色々なアプローチで楽しませてくれた。和やかな会なので気分よく参加できた。

 色々な絵を描いた。昔話の一場面だったり、夢の一場面だったり、回によって色々だった。様々な感情を絵にしたものだ。

 描いたイラストと、描いた本人でさえ気が付かない事があった。腑に落ちたり落ちなかったりした。

 

 

 夢を解く方法論を学んだ。

 それから、ネガティブな感情を表現するのが苦手という事が分かった。

 楽しい時間をありがとうございました。