エッセイ

  • ミスターポンパン
    若月小百合 この記事を書いたのは、2003年、こういう手作りの物に興味を持ったなんて、私自身とてもアナログな人間なのでしょう。何故、今、ミスターポンパンなのかー。 麻布十番にタイレストランを開くことになりまして、1年半ぶ […]
  • 生きることの地獄
    いとう あきこ 私の中には、ある仮説がある。もはや仮説ではなく、恐らく皆実感していることであり、実証済なのではないかと思う。 人間界は地獄である。 文京区にある、八百屋お七をまつるお寺に、地獄・修羅・人間・極楽・天国だか […]
  • 私の舞踊史12
    柴﨑政夫 大きな時代の流れに沿って常に変革改善を求められるのが、制作スタッフという憧れの職なのだが、現実はそう甘くはない。制作現場と基本的な作業の流れの違いを知っている人材は少ないでしょう。 実地訓練がないと意見さえ採り […]
  • マミのA4一枚、こころのデトックス(11)
    矢野マミ 30.義母が死んだ。  91歳で亡くなった義母は間違いなく老衰だし天命だし、大往生だったと思う。 しかし亡くなったのが、ちょうど義兄が我が夫に電話をかけて来た次の日だったことで、ついつい余計なことを考えることに […]
  • 『私を救うイメージ・セラピー』より、1~3
    原田成志 はじめに この本は、私がかつて清泉女子大ラファエラアカデミアで「自分らしさが好き」というテーマで三年間講義した内容をまとめたものです。  どうぞ気になったところ、ページから読み始めて下さい。  悩んでいる時、落 […]
  • イタリアの列車で、はい、お手をどうぞ。ドンパン節!
    野原広子 「どんどんパンパンどんパンパン。どどパパ、どどパパ、どんパンパン、とくらぁ」 ドンパン節の一節を私は手拍子を入れて大きな声で歌っていた。私ひとりではない。日本のお座敷でもない。1984年の秋、ナーポリからパレル […]
  • 五感の冬~サトウハチロウが見た風景
    西之森涼子  年が明けるととたんに寒さが増す。  そんな気がするのは、子供のころからなんとなく12月の慌ただしさが好きで寒さよりクリスマスや大晦日の楽しさに日々を過ごしてきたせいだろうか。  冬の匂い  冬と言われれば思 […]
  • アートセラピスト養成講座に参加して
    クリュエワ みか 今年のアートセラピスト養成講座に参加させてもらい本当に良かったなと思います。 私は以前から様々に精神的な問題を患い、心理士や精神分析学者などに何年か通ったことがあり、自主的に心理学、神経科学、生物化学ま […]
  • ネコは寝ころびヒト育てⅥ
    保延 薫 8. 末広がりの8である。御縁が様々に広がる数と古来から尊ばれている数である。漢数字八は、たしかに末広がりを感じさせる。 いつかの原稿で、医学教育は実は高い!たとえ通信教育でも国家試験浪人対策のためなので数百万 […]
  • 池谷の抗議
    田高孝 池谷は、金メダル候補だった第○○オリンピック大会で、床運動で、途中ある下手な技をやった。それは、初級の麻布の体操部でもやるような技だった、 床で、数歩助走をつけて、前方宙返りする簡単な技だ。俺ら、弱小運動部では、 […]
  • 『穴の開いた人間ポー』
    平塚由香  障がいがあってもなくても楽しめる、インクルーシブな絵本を取りそろえている『絵本屋だっこ』さんから、5年前統合失調症になって引きこもった時に描いた絵本が販売されます。  紹介文はこんな感じに作成して頂きました。 […]
  • 欧州バス旅
    野原広子  もうガマンも限界。この身体の奥底からこみ上げる欲望を、今夜こそ叶えてやる。そんな衝動でしでかすとロクなことにはならない。だけどこれほどの惨劇になるとは‥‥。逃げるか。どこへ?  あれは初めて海外旅行に行ったと […]
  • さまざまな人が集まったオンラインのお茶会
    浅野卓  先週末、散歩の途中で、出身大学の学園祭に立ち寄りました。コロナの規制も終わりつつあり、模擬店や演奏なども活発な様子で、私も嬉しく思いました。さて、学園祭のテーマが「ぬ」。何を意味するのでしょうか。いろいろな解釈 […]
  • マミのA4一枚、こころのデトックス(10)
    矢野マミ 27.『死ね!』というアナタはもう死んでいる。  機会を得て、ダンス・表現系のワークショップに参加してきた。2泊3日の丁寧に組み立てられた構成で、主催者の自信と熱意を感じられた熱い体験であった。コロナ禍を挟んで […]
  • ネコは寝ころびヒト育てⅤ
    保延薫 7.  ウチのネコは医者に掛かるとき、基本的にはご近所さんだった。一度緊急で入院した後はその入院先にずっと通った。予後を観察していただく必要が出てきたから。  だんだんとお医者様や、医療研究者、医療機関に縁が出来 […]
  • 「音楽はずるいよ。心に直球で来るから」――発車メロディーの作曲者に語られた言葉
    山田浩貴   ●音楽の直接性  音楽は「あからさま」な芸術ジャンルである。目をそむけることはできても、耳をそむけることはむずかしい。また、音楽が流れていると耳をふさぐことはなかなかできないものだ(耳には、なぜか、まぶたの […]
  • 私の舞踊史11
    柴﨑政夫  大学の方はというと、理論物理専攻ながら、いつまでも安い授業料で居座る学生を追い出し、新入生には高めの設定をして受け入れるという経営案に従わざるを得なかった。  前年、教育実習を都内で希望したが、郷土の方がよい […]
  • 「いるだけで傷つく人がいることに、気づく」
    いとう あきこ  よく、「自分は何もしていないのに」「人に迷惑かけている訳じゃない」という言葉を聞くが、その事柄直結でなくても、人はどこかで必ず人を傷つけ、また自分も傷ついている。  私の最初の子どもは、乳児性突然死とい […]
  • 接待備忘録—上野フォルマ
    田高孝  田高商店は、かくして、始まった。「銀座フォルマ」として。私は、優秀な売り子だったとは、言ったとおもう。次に、私の手柄。私は、フォルマさん’(銀座の御木本の本店の方)から、ある種の民芸品を委託されたことがある。そ […]
  • 猫とピアニスト
    野原広子  19年3ヶ月暮らした飼い猫の三四郎が亡くなって、もう4年もたつのね。その前後に弟と父親、母親が立て続けに亡くなったので、悲しいとか喪失感とかにひたっている間がない。  それが先日、YouTubeで辻井伸行くん […]
  • 【特別寄稿】筑豊炭鉱の「記憶画」、野見山曉治(1920~2023)の「遠賀川」
    矢崎秀行  現代日本の洋画界の長老・野見山曉治(ぎょうじ)氏は今年6月22日に亡くなった。  102歳の天寿を全うされた。  福岡の炭鉱町に生まれた彼にとって「炭鉱」は絵画のモチーフというよりも、故郷そのものだった。   […]
  • AI甲子園を目指す高校生に伝えたいこと
    浅野卓 高校生を対象としたAI甲子園という行事があります。高校生が、AI技術の基本を理解した上で、企業研究や地域イベントに参加し、一連の活動を通じて、研究テーマを設定し、AIを活用した発表を行うという仕組みです。詳しくは […]
  • 思い出エッセイ「川辺のビキニ」
    西之森涼子  子供達の夏休みもとうに終わったというのに、今年の猛暑は長く夏はこのまま終わらないのではないかという錯覚に陥った。  通勤経路を急ぐ朝、ヒラヒラと舞い落ちる木々の葉を目にして空を見上げると夏の青さとは違う水色 […]
  • マミのA4一枚、こころのデトックス(9)
    矢野マミ 24. 虚飾の人  ここ数年、「拒食症」「元・拒食症」の人と同じ職場で働く機会が増えた。若いころにはなかったことだ。21世紀になってから「拒食症」の人が増えているのか、この仕事を志向する人に「拒食症」の人が多い […]
  • 「最後の花火」——フジファブリック『若者のすべて』にきこえる自己予言 
              山田 浩貴  日本のバンド、フジファブリックが演奏する『若者のすべて』は、志村正彦(1980年7月10日~2009年12月24日、29歳没)が作詞・作曲した楽曲である。志村はこのバンドでボーカルとギタ […]
  • マリファナ対アロエ=手の甲と手のひら―野生の思考を使う。
    田高孝  マリファナは、手の甲をダラした様に、うな垂れている。或いは、しお垂れている。  アロエは、溌溂と手のひらを返して、天を見ている。目一杯主張をしている。この二項対立は、「差異の明白さ」(野生の思考)である。  何 […]
  • 『絶対と相対とバランス』
    いとう あきこ  少し前に他界された「ひろさちや」さんという仏教学者が、「仏教では、中道をいけと言う」と本で述べていた。幸せとはバランスが取れていることであると。例えば、火は強すぎると火事になるし、弱すぎると効果が得られ […]
  • I write「約束の代わりに」 
    若月小百合 俳優・演出家の私の恩師、池田一臣先生がお亡くなりになられた。 葬儀は近親者で行われたそうだ。 生前、自分のお葬式には必ず来るようにと先生から言われていた。 もしそんなことがあったら…訃報が届いたら […]
  • マミの A4一枚、こころのデトックス(8)
    矢野マミ 21. Let’s 家事!  朝日新聞社を退社したアフロ姉さんこと稲垣えみ子さんが書いた「家事か 地獄か」(←どんなタイトル!)は、バッグの中でペットボトルの緩んだ口からこぼれた水をかぶっ […]
  • インクルーシブフェスティバル「りれいしょん」の反省と考察
    北條立記  本年(2023年)の7月に、私が副代表を務めるアーティスト団体「ジャスミンファクトリー」主催で、インクルーシブフェスティバル「りれいしょん」が開かれた。私はそこでチラシやパンフレットのデザインや運営業務を担っ […]
  • 思い出エッセイ「祖母と着物」
    西之森涼子  母方の祖母の生きがいは、おしゃれをすることだった。祖母には似ず、おしゃれが苦手な母は半ばあきれながら、それでも亡き祖母に愛着を覚えながら、懐かしそうに話す。  明治生まれの祖母は、最初の結婚で娘を授かるが、 […]
  • とある会社員から見た「心理」の話(4)
    浅野卓  今日は、全国高等学校ギター・マンドリン音楽コンクールに行ってきました。娘の学校は、「ウィンザーの陽気な女房たち」を演奏しました。審査員が「序曲を演奏するに当たり、オペラを観たか?」という本質的な質問をしました。 […]
  • 私の舞踊史Ⅸ
    柴﨑政夫  当時、私の所属する所と劇団四季だけが創作子どもミュ-ジカルに意欲的に挑戦。互い違いに、夏休み番組として放映された。  その企画代表が私の師Tであり、イ-ゴリ・モイセエフ・バレエを手ほどきした人。 「パルチザン […]
  • 独創的な作曲家、木村雅信氏のこと 
    小森俊明  「君の曲、素晴らしかった」。見知らぬ白髪の紳士から肩をポンと叩かれた後、「でも、この曲の良さを理解出来るひとは少ないだろうな……」と半ば独り言のような呟きが聞かれた。20年ほど前、筆者がまだ駆け出しの作曲家で […]
  • 猫はネコろびヒト育て Ⅳ
    保延薫 6. 前回のエッセイでご質問があった言葉がある。『韓方』(かんぽう) 。 『漢方』は、例えば『漢方薬』でお馴染み、だが、『韓方』を知る方は限られてくるようだ。 『韓方(かんぽう)』という表現は、実は百貨 […]
  • 肝炎ストーリー
    田高孝  肝炎の資料には、「口唇性交と肛門性交」の禁止がある。これは、フロイトと同じ。フロイトも、また、これを禁じた。95年の「ヒステリー研究」から2013年の「精神分析入門」案での間、一貫してそう主張している。  また […]
  • 「多喜二を訪ねる 当時をそのままに」  
    若月小百合  去年11月に三浦綾子生誕100年記念として、劇団アドック主催の「母」に小林多喜二の姉チマ役として出演した。 この記事はその公演パンフレットに記載されたものである。  台本を読んで以来、どうしてこうも多喜二が […]
  • 「幽体離脱できます」(散文)
    いとう あきこ  私は、金縛りの状態を利用してのみだが、幽体離脱ができる。  とは言っても、完璧にできたのは高校生の頃、一度きりで、それから後は、わずかに体の一部が抜ける程度である。  まずは、自分でも鮮烈な思い出である […]
  • 怖くて愛しい沖縄、座間味島
    野原広子  沖縄は怖いところ。特に離島はうかつに行くもんじゃない。実際、何度か仕事で訪れたけれど本島を駆け足で通り過ぎるだけ。私に強烈な爪痕を残したあの島には決して近づかなかった。  私が初めて沖縄に足を踏み入れたのは、 […]
  • 『自分が生きることの無駄』(散文)
    いとうあきこ  自殺願望が出始めたのは、中学生の頃からだろうか、少なくとも高校生の時には、ひろさちやさんのインド哲学(仏教)や遠藤周作さんのキリスト教の教えを含む小説をむさぼり読み、さだまさしの歌を聞き、心を維持したもの […]
  • マミのA4一枚、こころのデトックス(7)
    矢野マミ 19.「神様からの手紙2023 ③」  ようやくキミは自分の居場所をみつけたようだね?  “Empowering Gifted Minds” 東京大学大学院総合文化研究科ギフテッド創成寄付講座  あるいは昨日買 […]
  • ネコは「寝こ」ろびヒト育て Ⅲ
    保延薫  5.  日本の方々は行動力がある。実は世界に活躍する。そのような一人からある日、 「医学の通信教育をご存知ありませんか?」と訊かれた。  やはりあの先生しかいない。何度となくご相談をしていた先生に今回もご相談を […]
  • 思い出エッセイ『梅香る里の夏』
    西之森涼子  東京といっても山間部に位置し、急流の川が町に沿う我故郷の冬は、冷たく厳しい。 都心でちらちらと風花が舞っている時は、もうこの町には雪が積もり始めている。       それでも私は、幼少時に見たこの町の四季の […]
  • 魔物テレビ
    田高孝   懐かしい話題へ   ある芸術家への手紙より  お会いした時より、共通の話題として、「月蝕歌劇団の高取英」氏との話がしたかった。 この話は、秘中の秘で、高取氏本人と私の間でしか、分からないのですが、それに関して […]
  • キャバクラ研、その後
    田高孝  この日本で、飢えとは?  2017年にすでに、コンビニで、飢えた主婦が、盗みを働こうとしているのを見たことがある。 危ないことは始まっている。刹那を競うスマホ社会としか言えないが、ゲーム機のクレージー現象も、去 […]
  • 愛と夢と冒険と 欧州の美容院探訪記
    野原広子  茨城の農業高校を卒業した18才の私が上京した目的は、愛と夢と冒険と。この3つにつきる、なーあんてね。キャッ。近所の安カフェ、ベローチェでパソコンをぱちぱちしながら顔から火が噴いたわ。  で、最初からぶっちゃけ […]
  • 『本当の音?本当の生(LIFE)?本当の時間?』—追悼・坂本龍一—(一)
    田中聡 〈0〉導入—「時間」という通奏低音  本年3月28日に亡くなられた坂本龍一さんは、音楽の多様な分野に、多彩な仕事を、それなりの完成度で残し、様々な刺激と創造の種子を残した。そうであるにも関わらず、何か未完成なもの […]
  • 初投稿エッセイ*変わりゆく故郷~紫陽花の坂道にて
    西之森涼子  明るい夏の日差しに光る水面、川底の小石が宝石のように美しく見えるのは水が澄んでいるからだ。  その宝石たちの上に、影を映して小さな魚が泳いでいく。  幼い頃から見慣れた故郷の夏なのに、いつまでも見飽きずに川 […]
  • 幸せになるためのアファメーション・ノート(その4)
    原田広美 ◎幸せになるための条件なんてありません、幸せになるための考え方があるだけなのです。(バカボンのパパのように..) 私は、人々の成功を喜びます。なぜなら、私も成功が好きだから。 私は、人々の成功を喜びます。 私は […]
  • とある会社員から見た「心理」の話(2)
    浅野卓  私の父は、島根県邑智郡川本町の生まれです。人口が3,000人程度の小さな町ですが、2018年に三江線が廃止になる直前には、大勢人が来たようです。  父は、東京での生活が長くなり、祖父母も他界していますので、川本 […]
  • 初投稿*「滝野川クロニクル2022」振り返り
    松原容子 「滝野川クロニクル2022」の振り返り/藤井様の質問へ答える形で。 松原容子 2022.6.21 1.そこで松原さんに確認したい点は、松原さんご自身は、このイベントの<焦点>は、どういう点に置かれたか?というこ […]
  • マミのA4一枚、こころのデトックス(6)
    矢野マミ 16.#不死鳥の如く   「神宮球場」がなくなるかもしれない、と聞いて慌てて行ってきた。そこは聖地だったから。 村上春樹が小説執筆を決めた伝説の球場、神宮球場。このエピソードは村上氏本人も書いているし、他の人も […]
  • インクルーシブとは?〜舞台フェスティバル「りれいしょん(Relation)」の開催に寄せて〜
    北條立記  「インクルーシブ」とは、「包み込む、排除しない」という意味の、「新しい社会の方向性を表す言葉」です。  この概念は、「バリアフリー」の発展形の言葉と捉えると、わかりやすいと思います。  バリアフリーといえばご […]
  • ブランショとの出会い
    田高孝  ときわ台で、アパート暮らししていた時。キャバ研の後、行き場を失って、幸田と一緒に、逃げの算段をしていたころ。突然、本屋で、コリン・ウイルソンの「宗教と反抗人」を手に取った。すぐ、読んだ。私は、啓示を受けたように […]
  • ネコは「寝こ」ろびヒト育て Ⅱ
    保延薫  猫はネコ「寝こ」ろびヒト育て 2 このごろ特に表情がヒトそっくりになる猫が増えてきた。 少し前なら、それは犬の専売特許。 散歩するご主人そっくりの表情している犬(わんちゃん)は、あちらこちらに居る。 今は猫さん […]
  • 泥沼人生にも限界が来る。私がパリで決別したこと。
    野原広子  「野原さん、今どちらにいるの?」電話の主はわが洋裁の師のY先生! 4月27日から3日間、東京ビックサイトで開催されているホビーショーに出店しているから遊びに来ない?というお誘いだ。  実は私、震災の少し前に池 […]
  • とある会社員から見た「心理」の話(1)
    浅野卓  私は、JR東海入社後2~3年ごとに異動し、いろいろな部署や仕事を経験しています。今は、豊橋ステーションビルという駅ビルで働いています。こちらに配属になり2年弱ですが、多くのテナント様、お客様、さらには豊橋駅周辺 […]
  • 花と緑の癒し~「園芸療法」のお話〜(3)
    柴沼敦子  今回は、ストレス反応の仕組みや、意欲回復、認知機能の維持・向上、日常生活に必要な能力の維持・向上、生活の質の維持・向上など、いろいろな健康上の効果が期待できる園芸療法の実際についてお伝えします。 1 ストレス […]
  • 幸せになるためのアファメーション・ノート(その3)
    原田広美   ◎幸せになるための条件なんてありません、幸せになるための考え方があるだけなのです。(バカボンのパパのように..) 誰もが(どんな生命体も)、完璧ではないんです。 だから完璧でなくていいんです。 完璧でない方 […]
  • 自分の中にうまれた感覚を大切に~ZOOM「アートセラピー実験工房」最終回の感想!!!
    山田佳代  本日は連続講座でずっと参加されてきた方々がいるなか、単発で参加したにもかかわらず、迎えてくださりありがとうございました。 「自分の中にうまれた感覚を大切」にするという大切なことに改めて気付くことができました。 […]
  • マミのA4一枚、こころのデトックス(5) 
    矢野マミ   13.ダリの発想法  ファッション雑誌「装苑」の2021年9月号の記事「ヴィヴィアン・ウェストウッドからのメッセージVol.55」の中で、ヴィヴィアン・ウェストウッドの10年来の友人というダニエル・リズモア […]
  • 愛を阻害する日常品
    北條立記  人同士の愛情関係の一番中心となる場は、家族だろう。  その家族内での愛情関係が持てない、崩れていることから、社会のさまざまな問題が起こっていくと考えている。  しかし、そうであれば家族内の愛情関係を構築する方 […]
  • 詩とダンス【狂うことが許される愛を】
    梅野泉  踊る女神 女の胸が割れて 踊る女神が出現すると その圧倒的なエネルギーの前で 人生のあらゆるゲームは突然色あせる 女神たちは 怖れや不安 争いや虚偽を たからかな笑いで笑いとばし 「いっさいは妄念の幻影」と歌い […]
  • 虚構かリアルか『森田の環境』
    田高孝  ●●区●台に、森田家(仮名)はあった。1977年の事だ。私が、キャバクラ研を作った年であり、この家へ、家庭教師で通った時でもある。  その森田守(仮名)は、その後、かなり知られた●●評論家になっている。私は、そ […]
  • アート・セラピーに参加して
    田中義之  去年ほど僕にとって生活が一変したことはなかった。  一昨年仕事が、定年退職してから色々な事が起こった。中でも去年の秋からZOOMで。アート・セラピーに参加したことは僕にとって大切な事だった。  実家を家出して […]
  • 初登場エッセイ『猫はネコ(寝こ)ろびヒト育て』
    保延薫  猫には天からお仕事をいただいていると感じることがある。レッスンに寝坊して慌てふためき出かけた私をチラリと見ていた猫は、次から私を起こすようになった。アントニオ猪木師匠から学んだのか?いつの間に?ウェスタンラリア […]
  • わがアルバイト人生すごろく〜2
    野原広子  ヤングケアラーならぬヤングワーカーで、7才から小遣い賃稼ぎをしてきた私が上京して靴屋の店員になり、その後、いくつかの幸運をつなげて週刊誌の記者になって45年。思えば気の遠くなるような長い月日が流れたんだね。 […]
  • 意外な自分を知る時間~アートセラピーのワークショップに参加して
    飯島章嘉                       なんだかワクワクしながら、木曜日の午後七時からの時間を過ごさせてもらいました。その時間がアートセラピーのワークショップの時間だったのです。僕の生活が自宅でひたすらアニ […]
  • 幸せになるためのアファメーション・ノート(その2)
    原田広美 ◎幸せになるための条件なんてありません、幸せになるための考え方があるだけなのです。(バカボンのパパのように..) 私は、〈私〉を愛します。 私は、〈あなた〉を愛します。 あなたは、〈私〉を愛します。 私は、〈私 […]
  • マミのA4一枚、こころのデトックス (4)
    矢野マミ  10.異次元   「世の中が変わったな」と実感したことが最近あった。  行きつけの(?)スーパー銭湯で、パウダールームの鏡の前で、全裸で立ったままドライヤーをかけている女性を発見したのだ。  この日はもう一人 […]
  • ニューヨーク黒人社会の移住
    田高孝  彼は、少し、前に来ていた。 モヒカン刈りの白人。刺青を肩に入れ。10人のフリークたちを連れて、アメ横を、歩いていた。ここだ。ここで、一番はしゃぐ。10人のフリークたちが。見ると私の店の柱を見ているのだ […]
  • 三浦一壮氏の舞踏との出会いと共演
    小森俊明  筆者が三浦一壮氏の舞踏を初めて目撃したのは2019年のことだった。その威厳と滋味、風格を併せ持った佇まいに圧倒されたものである。終演後にお声掛けして感想をお伝えして以来ずっと、いつか共演させていただけたらと考 […]
  • デザインの力って
    平塚由香 デザインの力ってすごいんですね。と言われました。 そうなんです。そうなんです。 どんな素材も丁寧に美味しい料理にしていくのがデザインだと思っています。 今回の素材は児童デイサービスの壁に貼ってあるみんなの桜の絵 […]
  • わがアルバイト人生すごろく〜1
    野原広子  私は児童労働者だった、なんていうと次に続く言葉は「児童虐待」かしら。いやいや、そんなことを言いたいんじゃないんだけどね。  私がお隣りのおじさんからたばこ買いを頼まれて「はい、おだちん」と手の上に10円玉を乗 […]
  • 即興について
    MIRIE  私は2009年頃、ロンドンで即興演奏を始めました。  当時、私は日本の会社員を辞めた後、美大の1年生か2年生をやっているところでした。ある日、クラスメートのドイツ人の女の子から「おもしろい即興演奏のワークシ […]
  • 幸せになるためのアファメーション・ノート(その1)
    原田広美 ◎幸せになるための条件なんてありません、幸せになるための考え方があるだけなのです。(バカボンのパパのように..) 自分を責めない、惨めな思いにさせない、 そうなる発想があれば手放す。 好きなことをさせてあげる、 […]
  • マミのA4一枚、こころのデトックス (3)
    矢野マミ 7. 多いですか?少ないですか?誰に聞いたら良いですか?  特別な職業に就いているわけではないが、ふと気がつくと、周りに自死、変死した人が何人もいた。  普通、平均して何人くらい自死した知人がいるのだろうか?  […]
  • 新著『現代音楽とメディア・アートの空観無為』のご紹介
    小森俊明    先月(2023年1月)、『現代音楽とメディア・アートの空観無為』(TPAF刊)という共著を上梓した。まどか通信フェニックス2023年2月号では、本著についての寄稿を編集責任者の原田広美さんから提案されたの […]
  • 舞踏映像「昼下がりのバッカス」を振り返って
    北條立記  「昼下がりのバッカス/Afternoon Bacchus」とは、2022年8月に私が舞踏家細田麻央と行った公演タイトルである。その後、その収録映像を編集して一つの映像作品にした。  公演は埼玉県蓮田市のコミュ […]
  • 花と緑の癒し~「園芸療法」のお話〜
    柴沼敦子  皆様は、「園芸療法」をご存じでしょうか?  私が園芸療法を初めて知ったきっかけは、まったくの偶然でした。  2020年2月末、新型コロナウィルス感染拡大に伴い、全国の学校に対し一斉の臨時休校措置が取られ、年度 […]
  • オバ記者流、借金と生き方講座
    野原広子 なんてタイトルをつけたはいいけど、ひゃひゃひゃ、いきなり恥ずかしいわ。65才の今まで貯金らしい貯金をしたことがなくて、あるのは瞬時に答えられる残高だけ。「何を語る気になってんのよ。貧乏人がえらそーに!」と言われ […]
  • ワークショップについて「揺蕩うわたし」
    平塚由香 ワークショップのネタで投稿を続けていこうと思っていたけど、今年になってワークショップ開催に尻込みをしている。 その理由は、なぜだろう? ワークショップをやりたい!という気持ちだけで去年は突き進んで、一度 集客に […]
  • マミのA4一枚、こころのデトックス (2)
    矢野マミ 4.死ぬ瞬間  友人からメールが来たので、彼女の了解を得て紹介する。 「先日、母が亡くなりました。入院して、すぐには会えなくて(今はまだ一般病棟でも面会が制限されているから)1週間くらいしてから洗濯物を交換に行 […]
  • アートセラピスト養成講座後に学びたいこと
    松岡祐貴  セラピーには、学んだあともスーパービジョンという実技指導(というよりも互いに検討するの意が強い)があります※1。勿論、誰もすべての視座から物事を把握することは出来ず、よって互いにより俯瞰的な視座に立ち、より広 […]
  • 夢日記『クリシュナ』
    ゴーレム佐藤  いったいあれから何年経ったのだろう。もはや出発の日もその理由も思い出せない。が、間違いなく私はこの日本に帰ってきた。長年旅をともにしてきたクリシュナとこうして別れを惜しみながら珈琲を楽しんでいる。クリシュ […]
  • 思い出:随想「アンチやくざ者ブルース」
    田高孝  カラーギャング(池袋)とチーマー(渋谷)の戦い。  それは、いつの事か?  テレビの公開番組で、ツッパリとチーマーが、対決するという企画で、現われた。  両者同人数ずつ集まった。  テレビ画面に向かって、右側に […]
  • マミのA4一枚、こころのデトックス (1)
    矢野マミ  夢には寝ている時に見る夢と、起きているときに観る夢がある。起きている時に観る夢は、頭の後ろのスクリーンに映し出される映画のようだ。そして、映画が映し出される前にシナリオが降りてくる。頭の後ろにシナリオが浮かぶ […]
  • ワークショップをやり始めて
    平塚由香 ただ、自分のためにやりたかったワークショップ。昔やりたくて、でも断念したものだったから。 恥ずかしいけど、誰かのためじゃなくて、自分のため。 そんなものづくり系ワークショップを子ども向けに2022年は3回開催し […]
  • まどか研究所「アートセラピスト養成講座」で学んだこと
    松岡祐貴 一言で言うと例えば海外で学ぶ様なチャレンジ精神だったと思います。留学よりは安いお金でマンツーマンの指導も受けました。大切な姿勢も学びました。 辛い体験をするだけでなく回復もすることや、自分にも優しくすることが、 […]
  • *【フェニックス】~創刊にあたっての随想
    原田広美(ひろりん) 〈列についてゆけない者に宝物はあるのか?〉  中学生の頃には、井上陽水に聴き惚れていた私にとって、神無月(新暦では11月頃)は、ちょっと特別です。まだまだ秋は続くけれど、新年からやっと春が来て夏にな […]
  • ~ご挨拶~
    矢野マミ 「書きたい!」「書きたい!」 セッションではなく、往復書簡で人生相談をしたいです~と書き続けていたら、ヒロミさんがこのような場「まどか通信フェニックス」を用意してくださいました。 モノは言いようですね。 『A4 […]
  • なぜ日本に移住したいの?と聞かれたら…
    クリュエワ みか ある国に生まれ、その国にずっと住んでいる人が、いきなり別の国に移住したくなるとしたらなぜでしょうか?理由は人によって様々あるのは当然のことですが、私はそのような人の一人として、自分自身の理由をよく聞かれ […]