和田能卓


わだ よしたか

1953年、東京都生まれ。日本近代文学研究者。小説・脚本家。國學院大學大学院文学研究科博士課程後期単位取得退学。解釈学会会員。単著に『福永武彦論』(1994年、教育出版センター)、編著に『未刊行著作集⑲福永武彦』(2002年、白地社)『時の形見に 福永武彦研究論集』(2005年、同上)があり、共著に『向田邦子鑑賞辞典』(2000年、翰林書房)などがある。

 

  • 童話・バラの泉の女神さま
               和田 能卓 むかしむかしのそのむかし、バラの泉の女神さまに守られた、小さな国がありました。 女神さまがいらっしゃるバラの泉は都の真ん中。旅人も足を止めて、疲れた体を癒(いや)したものでした。 泉には […]
  • 【初登場】カイエ・福永武彦『忘却の河』―〈妣ははの国〉をめぐって―
    和田能卓  かつて私は『福永武彦とフォークロアと』と題して、福永文学における民俗・民俗学について論じたことがあった。だが、福永の三番めの長編小説である『忘却の河』に登場した〈妣の国〉について、具体的に論ずることはなかった […]