原田広美

『フランドルの冬』『ドストエフスキイ』の加賀乙彦先生と。2003年に「『夢十夜』で漱石を癒す」 文の京文芸賞を受賞時。

はらだひろみ

 アート・オブ・ライフ「まどか研究所」心理相談&夢実現 所長。
これまで「朝日新聞」「東京新聞」「現代詩手帖」他、執筆多数。
 著書に『やさしさの夢療法』『舞踏大全』『国際コンテンポラリーダンス』、
『漱石の〈夢とトラウマ〉』新曜社。
 國學院大學文学部卒。

 セラピーの主軸は、元は東大医学部心療内科講師として来日したリッキー・リビングストンに学んだゲシュタルト療法と、ローリ・ターナーに学んだ「愛と癒しの心理学」、認定心理士

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