キャバクラ研、その後

田高孝

 


 この日本で、飢えとは?

 


 2017年にすでに、コンビニで、飢えた主婦が、盗みを働こうとしているのを見たことがある。

危ないことは始まっている。刹那を競うスマホ社会としか言えないが、ゲーム機のクレージー現象も、去る事ながら、この風前の灯のような社会模様を、僕らは、共有するのだろうか?

 

 駒込の駅前には、2019年ごろから大学辞めた少女たちが、ガールズバーで、始めていた。男子生徒は、東南アジアの安いバイクに乗って、疾走し始めた、確か、日大アメフト事件の後あたりから。

 

 ガールズバーの大学生たちは、落ちてゆく?どんどん?

 

 大塚に安キャバレーの聖地があった。線路沿いで、バラックで、カーテンが扉の代わりをする店が、並んでいる場所があった。今は、あるか?知らないが、キャバクラ研で最初テレビの取材をした時、撮影で行った。黒山は、美人系でよかった。一倉も、まあまあも女性がついた。しかし、ミーには、100キロの太った人が就いた。地獄だった。体形の壊れた女性の悲しい無神経さが、堪らなかった。

 サービスは、もう覚えていない。さっさと撮影を終えて帰りたかった。大塚には、地獄がある。

 


 隣の巣鴨には、天国がある。キャバレーの発祥の地、巣鴨。

 後に、ここからファッションマッサージが、誕生する。

 その一号店、ホールインワンの常連だった。天国だった。

 マーガレット、ジュリー、峰子の3人官女と知り合った。多くの勉強をした。

 今、同級の後山は、出会い系で,有名な事務次官だが。多くの人が、行かざるを得ない?

 さてそこで研究した。

 


 最初の彼女。太った女。ああした女性の由来。

 それは、下層の気立てのいい、美少女の慣れの果てだったのだ。

 詳しくは、書き切れない。彼女たちの転落の一生は。

 そんな地獄がある。1977年にいたずらに作ったキャバクラ研から、46年目に知ったこと。思えば、ずいぶん、通った。プロと言われる子たちに。気立ての優しい下層の美少女たち。

 

 日本に、デモ、飢え、蟻。

 この3つの騒動が起こるという予想があるが。それとは、また別に、こんな地獄がある。

 悪しからず。悲しいね。