田高孝

エッセイ

ブランショとの出会い

田高孝  青春時代を謳歌した、東武東上線の常盤台駅前シャガールの内部。私の青春舞台。  ときわ台で、アパート暮らししていた時。キャバ研の後、行き場を失って、幸田と一緒に、逃げの算段をしていたころ。突然、本屋で、コリン・ウイルソンの「宗教と反...
エッセイ

虚構かリアルか『森田の環境』

田高孝  ●●区●台に、森田家(仮名)はあった。1977年の事だ。私が、キャバクラ研を作った年であり、この家へ、家庭教師で通った時でもある。  その森田守(仮名)は、その後、かなり知られた●●評論家になっている。私は、そのことを2015年ま...
エッセイ

ニューヨーク黒人社会の移住

田高孝 1978年。東北新幹線の開通は、1982年だった。  彼は、少し、前に来ていた。モヒカン刈りの白人。刺青を肩に入れ。10人のフリークたちを連れて、アメ横を、歩いていた。ここだ。ここで、一番はしゃぐ。10人のフリークたちが。見ると私の...
田高孝

田高孝のスモールギャラリー

エロスの大学 ~大学は、花園。そこでは、「桑原、桑原、みだらなことが行われている。」しかも、官制の指導の下に。 「アミューズ」あるいは「老人と性愛のナンセンスな繋がり」 ~江戸時代からの伝統。ボーヴォワールじゃないが、「女は作られる」。ボー...
文学

怪奇心理小説『愛紅始め』『駒込白馬堂』

田高孝 『愛紅始め』  その子は、同級で、月一の定例のプラネタリュームを見に行く会のメンバーの一人だった。その会は、私が、提案し、中学時代に行なった。仲良し4人組である。  いつも、駒込の上の方の改札で、待ち合わせ、日曜日に、渋谷の東急の五...
エッセイ

思い出:随想「アンチやくざ者ブルース」

田高孝  カラーギャング(池袋)とチーマー(渋谷)の戦い。  それは、いつの事か?  テレビの公開番組で、ツッパリとチーマーが、対決するという企画で、現われた。  両者同人数ずつ集まった。  テレビ画面に向かって、右側に、ツッパリ。左側に、...
批評・論考

『トーテムとタブー』 付 フロイトの思想形成の謎

田高孝 フロイト『トーテムとタブー』 どうしても、この本が、気になる。個人的には、人類学のきっかけとも思うし、近年的には、ジラールが、再考していて、重要視している気がする。別に、人に影響されて読んだ覚えはない。本家、精神分析として、かなり以...