エッセイ 【特別寄稿】筑豊炭鉱の「記憶画」、野見山曉治(1920~2023)の「遠賀川」 矢崎秀行 現代日本の洋画界の長老・野見山曉治(ぎょうじ)氏は今年6月22日に亡くなった。 102歳の天寿を全うされた。 福岡の炭鉱町に生まれた彼にとって「炭鉱」は絵画のモチーフというよりも、故郷そのものだった。 福岡県嘉穂郡穂波村(... エッセイ矢崎秀行
エッセイ AI甲子園を目指す高校生に伝えたいこと 浅野卓 高校生を対象としたAI甲子園という行事があります。高校生が、AI技術の基本を理解した上で、企業研究や地域イベントに参加し、一連の活動を通じて、研究テーマを設定し、AIを活用した発表を行うという仕組みです。詳しくはこちらのサイトをご覧... エッセイ浅野卓
エッセイ 思い出エッセイ「川辺のビキニ」 西之森涼子 子供達の夏休みもとうに終わったというのに、今年の猛暑は長く夏はこのまま終わらないのではないかという錯覚に陥った。 通勤経路を急ぐ朝、ヒラヒラと舞い落ちる木々の葉を目にして空を見上げると夏の青さとは違う水色の秋の空に気付いた。... エッセイ西之森涼子
エッセイ マミのA4一枚、こころのデトックス(9) 矢野マミ 24. 虚飾の人 ここ数年、「拒食症」「元・拒食症」の人と同じ職場で働く機会が増えた。若いころにはなかったことだ。21世紀になってから「拒食症」の人が増えているのか、この仕事を志向する人に「拒食症」の人が多いのか、人手不足で職場... エッセイ矢野マミ
エッセイ 「最後の花火」——フジファブリック『若者のすべて』にきこえる自己予言 山田 浩貴 日本のバンド、フジファブリックが演奏する『若者のすべて』は、志村正彦(1980年7月10日~2009年12月24日、29歳没)が作詞・作曲した楽曲である。志村はこのバンドでボーカルとギターを担当していた。 Youtube ↑ク... エッセイ山田浩貴
エッセイ マリファナ対アロエ=手の甲と手のひら―野生の思考を使う。 田高孝 マリファナは、手の甲をダラした様に、うな垂れている。或いは、しお垂れている。 アロエは、溌溂と手のひらを返して、天を見ている。目一杯主張をしている。この二項対立は、「差異の明白さ」(野生の思考)である。 何か、暗示的。アロエの... エッセイ田高孝
いとうあきこ 『絶対と相対とバランス』 いとう あきこ 少し前に他界された「ひろさちや」さんという仏教学者が、「仏教では、中道をいけと言う」と本で述べていた。幸せとはバランスが取れていることであると。例えば、火は強すぎると火事になるし、弱すぎると効果が得られない、何事も丁度良く... いとうあきこエッセイ
エッセイ I write「約束の代わりに」 若月小百合 俳優・演出家の私の恩師、池田一臣先生がお亡くなりになられた。 葬儀は近親者で行われたそうだ。 生前、自分のお葬式には必ず来るようにと先生から言われていた。 もしそんなことがあったら...訃報が届いたら...告別式に飛んでいくもの... エッセイ若月小百合
エッセイ マミの A4一枚、こころのデトックス(8) 矢野マミ 21. Let's家事! 朝日新聞社を退社したアフロ姉さんこと稲垣えみ子さんが書いた「家事か 地獄か」(←どんなタイトル!)は、バッグの中でペットボトルの緩んだ口からこぼれた水をかぶって水浸しになってしまった。家に帰って干したけ... エッセイ矢野マミ
エッセイ インクルーシブフェスティバル「りれいしょん」の反省と考察 北條立記 本年(2023年)の7月に、私が副代表を務めるアーティスト団体「ジャスミンファクトリー」主催で、インクルーシブフェスティバル「りれいしょん」が開かれた。私はそこでチラシやパンフレットのデザインや運営業務を担っていた。 本記事で... エッセイ北條立記