文学 短歌集『収容所群島』 田中義之 令和と打ち囹圄(れいぎょ)と変換されていくここはまさしく収容所群島 燕子花典雅な構図を繰り返す光琳描く燕子花屏風 差別する言葉をうまく案出し心は隠す地獄の果てに セロ弾きの独奏これは孤独なり観客1人共犯幻想 家族譜の不... 文学田中義之
これまでの目次一覧 ………………………◆◇2023年6月号〈目次〉◇◆下から、ここまでになります。 【◆あなたのポケットの中のお友達】になりたい!!!小説も◇詩も◇論考も◇哲学もエッセイも、◇歴史も◇歌集も◇詩画集もあなたは、どこから読むのかなぁ?................................................. これまでの目次一覧
エッセイ 愛と夢と冒険と 欧州の美容院探訪記 野原広子 茨城の農業高校を卒業した18才の私が上京した目的は、愛と夢と冒険と。この3つにつきる、なーあんてね。キャッ。近所の安カフェ、ベローチェでパソコンをぱちぱちしながら顔から火が噴いたわ。 で、最初からぶっちゃけちゃうと3つの中でい... エッセイ野原広子
エッセイ 『本当の音?本当の生(LIFE)?本当の時間?』—追悼・坂本龍一—(一) 田中聡 〈0〉導入—「時間」という通奏低音 本年3月28日に亡くなられた坂本龍一さんは、音楽の多様な分野に、多彩な仕事を、それなりの完成度で残し、様々な刺激と創造の種子を残した。そうであるにも関わらず、何か未完成なものが残された気がするのは... エッセイ田中聡
エッセイ 初投稿エッセイ*変わりゆく故郷~紫陽花の坂道にて 西之森涼子 明るい夏の日差しに光る水面、川底の小石が宝石のように美しく見えるのは水が澄んでいるからだ。 その宝石たちの上に、影を映して小さな魚が泳いでいく。 幼い頃から見慣れた故郷の夏なのに、いつまでも見飽きずに川辺に立っていた。 ... エッセイ西之森涼子
文学 短編小説『悦っちゃん』 矢野マミ 「そういえばさ、悦ちゃん、亡くなったんだって……」 久しぶりに会った同期からの報告に驚きながらも、いつかその日が来るのを予感していた。 『悦ちゃん』は、3人目の育休明けに出会った上司だった。社内の有名人だった。50代半ばで金髪の... 文学矢野マミ
批評・論考 【特別寄稿】エドワード・ホッパー『二人のコメディアン』1965年について 矢崎秀行 絵描きは、その最後に「この世への惜別の絵画」を描くことがある。 ホッパー(1882〜1967)のこの絵は、まさにそうした絵画だと言われている。男性はホッパーで、女性は生涯の伴侶だった妻・ジョセフィーン。 これが定説だが、私も同意... 批評・論考矢崎秀行
小森俊明 瀧口忠男氏を悼む 小森俊明 5月初旬に、知り合ってから一年も経っていない知人の瀧口忠男氏が享年63歳で急逝された。先月は坂本龍一氏の逝去を悼んだ文章を寄稿させていただいたが、瀧口氏は今記したように直接の知人である。この10年弱の間に、平均寿命には程遠い50... 小森俊明批評・論考
エッセイ 幸せになるためのアファメーション・ノート(その4) 原田広美 ◎幸せになるための条件なんてありません、幸せになるための考え方があるだけなのです。(バカボンのパパのように..) 私は、人々の成功を喜びます。なぜなら、私も成功が好きだから。 私は、人々の成功を喜びます。 私は、人々の成功を受け入... エッセイ原田広美
onetree ヤスパース哲学と精神疾患〜現実的な実在の受容へ〜 onetree カール・ヤスパースは元々は精神科医である。 ヤスパースは哲学において、科学・交わり・真理・人間(現存在)・超越者に関する問題を提示する。 科学はあくまで道具として利用するものとしている。 ※例えばワードプロセッサ、音... onetree批評・論考