いとうあきこ 初投稿エッセイ*名前がない白猫 いとうあきこ 名前がない猫がうちにいる。来た時、真っ白な姿から「ゆき」「しろ」などの名前を考えたが、どれもしっくりとこなかった。 考え疲れ、「人間の中に猫一匹だから『ねこ』でいいか」と今も正式な名前がない。家族はにゃーちゃん、にゃーこな... いとうあきこ文学
エッセイ とある会社員から見た「心理」の話(2) 浅野卓 私の父は、島根県邑智郡川本町の生まれです。人口が3,000人程度の小さな町ですが、2018年に三江線が廃止になる直前には、大勢人が来たようです。 父は、東京での生活が長くなり、祖父母も他界していますので、川本町にはもう何年も出向... エッセイ浅野卓
エッセイ 初投稿*「滝野川クロニクル2022」振り返り 松原容子 photo: Daisaku OOZU 「滝野川クロニクル2022」の振り返り/藤井様の質問へ答える形で。 松原容子 2022.6.21 1.そこで松原さんに確認したい点は、松原さんご自身は、このイベントの<焦点>は、どういう点... エッセイ松原容子
批評・論考 初投稿*滝野川クロニクル2022 ⼟地の亡霊と⾃然の召喚祭 藤井雅実 滝野川は、東京北部に流れる⽯神井川の別名で、その川が通る北区の街の名でもある。 「滝野川クロニクル2022」は、その滝野川地域に関わる歴史や環境を探り、そこに潜むものを様々な観点と技を介して喚び覚ます試みだった。多様な物や資料... 批評・論考藤井雅実
南清璽 連載小説『天女』第四回 南清璽 私が、こんな風に御令嬢から頼られたのも、そう、その言葉を借りれば「人がよさそうな」という処か。もちろん、当初は、いわば煮え切らない、あいまいな態度を示してしまっていた。何分、伯爵家の令嬢故、向後も続くであろう、出奔などでやんごとな... 南清璽文学
エッセイ マミのA4一枚、こころのデトックス(6) 矢野マミ 16.#不死鳥の如く 「神宮球場」がなくなるかもしれない、と聞いて慌てて行ってきた。そこは聖地だったから。 村上春樹が小説執筆を決めた伝説の球場、神宮球場。このエピソードは村上氏本人も書いているし、他の人もよく引用しているので... エッセイ矢野マミ