保延薫
5.
日本の方々は行動力がある。実は世界に活躍する。そのような一人からある日、
「医学の通信教育をご存知ありませんか?」と訊かれた。
やはりあの先生しかいない。何度となくご相談をしていた先生に今回もご相談をした。
「医学の通信教育をご希望の方がいます」
折良く御相談に乗っていただいた第一番目のお答えは、
「医師の国家試験に浪人した医学生に対しての再トレーニングとしての通信教育ならあります。高額です…(数百万のレベル)。」
そこで、相談者にお知らせしてみたところ、
「どうやら私のスマフォから出てくる日本語が間違っていました」本当は中医学の通信教育をご希望だとのことで、Google検索で調べてお答えした。相談者の住むのは中央アジア。
かの地では、漢方(中華の医学)だけではなく、朝鮮の医学、韓方も両方とも盛況であるのだが、やはり通信教育となると日本の教材が安心できるその御心境はよくわかる。
ちなみに日本国内でも中医学学会と東洋医学学会は分かれている。
相談者のスマフォは韓国製なのだが日本には多少不案内のようだ。気を付けよう。
このことがあった少し前、少々考え込む御相談があった。仕事の合間を縫ってその内容をお伺いした。
その方はご家族の大病のためご自身の肝臓を半分差し出している。
手を取り合いながら大変な努力を重ねて生きていらっしゃる。免疫抑制のバランスを崩すと倒れてしまう。ご家族は倒れリハビリ中。リハビリのために理学療法士さんがいらっしゃる。療法士さんは新型コロナワクチンを受けていらっしゃるが、その方は半分の肝臓では受け止めきれず倒れてしまわれる。シェディングと呼ばれている現象で悩まれていらっしゃる。リハビリテーションは継続しなければならない。どうすれば?
遠方だったので、現地の相談スタッフにつなぐことになった。今は被害者が増えているため、各所に相談する仕組みが出来上がっている。ワクチン接種した周りからシェディング被害が起きてしまったときはあのカラスのくちばしのようなマスクでしっかりと口元を覆う。効果あるとの報告があった。試行錯誤、現時点での報告である。
すっかり暑くなった。夏支度。涼しいところを探す名人のネコさん達。
熱帯夜の便りもちらほら届く。朝夕涼しく風通る日々を懐かしむ毎日がすぐそこにやってくる。
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