保延 薫
８．
末広がりの８である。御縁が様々に広がる数と古来から尊ばれている数である。漢数字八は、たしかに末広がりを感じさせる。
いつかの原稿で、医学教育は実は高い！たとえ通信教育でも国家試験浪人対策のためなので数百万円かかる！と教えて下さった医学博士のことを覚えていらっしゃるだろうか？
筋道通して組織力学に屈しなかった、そのために職を追われた。現職は安寧の地であった…ただし、今は、いろいろな意味でガンガン攻撃を受けている。
前号で申しあげた毀誉褒貶相半ばする存在がやらかした悪辣なる悪行の尻拭いをしているだけなのだが、医学界は後世毀誉褒貶相半ばする方向に突き進んでいる。少なくとも日本では。
巻きこまれてはいけない！
警告は何度も発せられるのだが、だんだん事態は悪くなる。その只中に私たちはいるのだ。
うちのネコはなんというのだろう。全身毛を逆立て唸り強烈な猫パンチで、何をはたき落としてくれるだろう。はっきり言えば厄落としだ！
しっかり面倒見の良い博士から研究を取り上げる、その動きは、京都大学の宮沢孝幸准教授が殉教するように職を追われる動きと酷似する。目だつから追い落とす。。
紙幣の顔になった北里柴三郎では無いもうひとりの医学者の業績については、博士から修正が入った…詳しく書くとなると…ねむくなるのだが。。勉強になる。日本人のノーベル医学賞は、寄生虫に著効ある研究である。。有名でロックフェラー研究所に属した著名な博士には、知られていないが寄生虫対策については研究を成功させていた…眠くなるが博士に教わったので書いてみよう。
眠くなるが。
理由は、まだ電子顕微鏡が普及しておらず、細菌より小さいウイルスを肉眼で見ることができませんでした。。
それにもかかわらず、リーシュマニアという寄生虫対策のための研究で、ノーベル医学賞並みの実績を上げています。
寄生原虫の一種のリーシュマニアは、
非常に小さなサシチョウバエ類に媒介されて感染する寄生虫症です。
熱帯・亜熱帯・南ヨーロッパなど90カ国以上の地方で広く見られます。 約1200万人の感染者がおり、毎年90〜130万人が新たに感染していると推定されています。
https://atm.eisai.co.jp › leishmaniasis
リーシュマニア症 | 顧みられない熱帯病と三大感染症について
奇しくも大村智博士も寄生虫対策のための研究でイベルメクチンを、静岡県のゴルフ場から採取して開発して、目的を達成した。
まだ黄禍吹きすさぶと考えられ自身が黄色人種であるために差別された、白人系ロックフェラー研究所の中に居たから…
様々な選択肢を歴史は示す。
我々は必ず投げださずに進み、必ず佳き種を育てて行こう。
