ネコは寝ころびヒト育てⅦ

保延 薫

エピソード
あの面倒見の良い博士はタイからの日本人ビジネスマンを客人に迎えた。 若きころ、あのアントニオ猪木にスカウトされただけあり華がある、とタイの日本人ビジネスマンに私がメッセージしたことをきっかけに、 そうなの?ならばお会いしたい、とタイの日本人ビジネスマンが希望した、なんとタイからの日本人ビジネスマンは博士の高校の先輩であり、先輩後輩の間で話はトントン拍子に進んで行った。

やはりね〜さけを酌み交わしたいと、タイからのビジネスマンは希望した。 親方とあだ名されるほど体格の良い大人たいじんの風情を醸し出す博士。だが酒は召し上がらない。 タイからの客人は信じない。先輩だから一斗酒でも呑めるはずと強気。

ポリタンク一個分を呑む? さる貴人から寄進を受け酒は整えられ当日は私も日本一の阿闍梨も加わり、酒は一生の宝となるほどのものだったらしい。駆け回った私の感慨もひとしおだ。 日本全国の銘酒が旅をする季節。 皆様良い旅を!

レッスン ウチのネコのレッスンはなんといっても「目」である。出来が悪いときの目はまさに凛々しく三角で、きびしく叱っている。 思えば歌では旅をしていて ポルトガル=ファド イタリア=カンツォーネ フランス=シャンソン ブラジル=ボサノバ アメリカ=ジャズやポップス 日本=J-POPや童謡(優れもの) などである。

ウチのネコはどの国のものでもレッスンに参加して合流。なぜ良さがわかるか?わからないが採点通りに練習を追加すると上手くいく。 季節が進むと紅葉となり、さらに落ちて芽吹く。

各国の曲の中からでも、どの季節が似合うのか。 日本には四季があり風の香りが変わる。空の色も、雲の色や形、陽の光の表情も、ライブハウスに入る前にお客様の気持ちに投影される。

ウチのネコに乾杯!

❤️



 

 

 

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