エッセイ

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ニューヨーク黒人社会の移住

田高孝 1978年。東北新幹線の開通は、1982年だった。  彼は、少し、前に来ていた。モヒカン刈りの白人。刺青を肩に入れ。10人のフリークたちを連れて、アメ横を、歩いていた。ここだ。ここで、一番はしゃぐ。10人のフリークたちが。見ると私の...
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三浦一壮氏の舞踏との出会いと共演

小森俊明  筆者が三浦一壮氏の舞踏を初めて目撃したのは2019年のことだった。その威厳と滋味、風格を併せ持った佇まいに圧倒されたものである。終演後にお声掛けして感想をお伝えして以来ずっと、いつか共演させていただけたらと考えていた。氏とはフェ...
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デザインの力って

平塚由香 デザインの力ってすごいんですね。と言われました。 そうなんです。そうなんです。 どんな素材も丁寧に美味しい料理にしていくのがデザインだと思っています。 今回の素材は児童デイサービスの壁に貼ってあるみんなの桜の絵。 切り抜きに1時間...
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わがアルバイト人生すごろく〜1

野原広子  私は児童労働者だった、なんていうと次に続く言葉は「児童虐待」かしら。いやいや、そんなことを言いたいんじゃないんだけどね。  私がお隣りのおじさんからたばこ買いを頼まれて「はい、おだちん」と手の上に10円玉を乗せてもらったのは小学...
MIREI

即興について

MIRIE ©David CT O’Connor  私は2009年頃、ロンドンで即興演奏を始めました。  当時、私は日本の会社員を辞めた後、美大の1年生か2年生をやっているところでした。ある日、クラスメートのドイツ人の女の子から「おもしろい...
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幸せになるためのアファメーション・ノート(その1)

原田広美 ◎幸せになるための条件なんてありません、幸せになるための考え方があるだけなのです。(バカボンのパパのように..) 自分を責めない、惨めな思いにさせない、 そうなる発想があれば手放す。 好きなことをさせてあげる、ワクワクすることをさ...
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マミのA4一枚、こころのデトックス (3)

矢野マミ 7. 多いですか?少ないですか?誰に聞いたら良いですか?  特別な職業に就いているわけではないが、ふと気がつくと、周りに自死、変死した人が何人もいた。  普通、平均して何人くらい自死した知人がいるのだろうか? ちょっと多すぎないで...
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新著『現代音楽とメディア・アートの空観無為』のご紹介

小森俊明    先月(2023年1月)、『現代音楽とメディア・アートの空観無為』(TPAF刊)という共著を上梓した。まどか通信フェニックス2023年2月号では、本著についての寄稿を編集責任者の原田広美さんから提案されたのであるが、昨年、岸田...
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舞踏映像「昼下がりのバッカス」を振り返って

北條立記  「昼下がりのバッカス/Afternoon Bacchus」とは、2022年8月に私が舞踏家細田麻央と行った公演タイトルである。その後、その収録映像を編集して一つの映像作品にした。  公演は埼玉県蓮田市のコミュニティーセンターの集...
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花と緑の癒し~「園芸療法」のお話〜

柴沼敦子  皆様は、「園芸療法」をご存じでしょうか?  私が園芸療法を初めて知ったきっかけは、まったくの偶然でした。  2020年2月末、新型コロナウィルス感染拡大に伴い、全国の学校に対し一斉の臨時休校措置が取られ、年度をまたぎ同年6月まで...