- インクルーシブとは?〜舞台フェスティバル「りれいしょん(Relation)」の開催に寄せて〜
北條立記 「インクルーシブ」とは、「包み込む、排除しない」という意味の、「新しい社会の方向性を表す言葉」です。 この概念は、「バリアフリー」の発展形の言葉と捉えると、わかりやすいと思います。 バリアフリーといえばご […]
- ブランショとの出会い
田高孝 ときわ台で、アパート暮らししていた時。キャバ研の後、行き場を失って、幸田と一緒に、逃げの算段をしていたころ。突然、本屋で、コリン・ウイルソンの「宗教と反抗人」を手に取った。すぐ、読んだ。私は、啓示を受けたように […]
- ネコは「寝こ」ろびヒト育て
保延薫 猫はネコ「寝こ」ろびヒト育て 2 このごろ特に表情がヒトそっくりになる猫が増えてきた。 少し前なら、それは犬の専売特許。 散歩するご主人そっくりの表情している犬(わんちゃん)は、あちらこちらに居る。 今は猫さん […]
- 泥沼人生にも限界が来る。私がパリで決別したこと。
野原広子 「野原さん、今どちらにいるの?」電話の主はわが洋裁の師のY先生! 4月27日から3日間、東京ビックサイトで開催されているホビーショーに出店しているから遊びに来ない?というお誘いだ。 実は私、震災の少し前に池 […]
- とある会社員から見た「心理」の話(1)
浅野卓 私は、JR東海入社後2~3年ごとに異動し、いろいろな部署や仕事を経験しています。今は、豊橋ステーションビルという駅ビルで働いています。こちらに配属になり2年弱ですが、多くのテナント様、お客様、さらには豊橋駅周辺 […]
- 花と緑の癒し~「園芸療法」のお話〜(3)
柴沼敦子 今回は、ストレス反応の仕組みや、意欲回復、認知機能の維持・向上、日常生活に必要な能力の維持・向上、生活の質の維持・向上など、いろいろな健康上の効果が期待できる園芸療法の実際についてお伝えします。 1 ストレス […]
- 幸せになるためのアファメーション・ノート(その3)
原田広美 ◎幸せになるための条件なんてありません、幸せになるための考え方があるだけなのです。(バカボンのパパのように..) 誰もが(どんな生命体も)、完璧ではないんです。 だから完璧でなくていいんです。 完璧でない方 […]
- 自分の中にうまれた感覚を大切に~ZOOM「アートセラピー実験工房」最終回の感想!!!
山田佳代 本日は連続講座でずっと参加されてきた方々がいるなか、単発で参加したにもかかわらず、迎えてくださりありがとうございました。 「自分の中にうまれた感覚を大切」にするという大切なことに改めて気付くことができました。 […]
- マミのA4一枚、こころのデトックス(5)
矢野マミ 13.ダリの発想法 ファッション雑誌「装苑」の2021年9月号の記事「ヴィヴィアン・ウェストウッドからのメッセージVol.55」の中で、ヴィヴィアン・ウェストウッドの10年来の友人というダニエル・リズモア […]
- 癌再発から100才まで生きたハルプリン、精神分析とセラピー~電子書籍版『やさしさの夢療法』あとがき(下)
原田広美 今年(2021)年5月に、100歳の天寿をまっとうして逝去したハルプリンでしたが、40代には自身も癌を発病して切除手術を受けたものの、5年後には再発に見舞われました。しかし再発後は、手術や化学療法を手放し、若 […]
- 愛を阻害する日常品
北條立記 人同士の愛情関係の一番中心となる場は、家族だろう。 その家族内での愛情関係が持てない、崩れていることから、社会のさまざまな問題が起こっていくと考えている。 しかし、そうであれば家族内の愛情関係を構築する方 […]
- 詩とダンス【狂うことが許される愛を】
梅野泉 踊る女神 女の胸が割れて 踊る女神が出現すると その圧倒的なエネルギーの前で 人生のあらゆるゲームは突然色あせる 女神たちは 怖れや不安 争いや虚偽を たからかな笑いで笑いとばし 「いっさいは妄念の幻影」と歌い […]
- 虚構かリアルか『森田の環境』
田高孝 ●●区●台に、森田家(仮名)はあった。1977年の事だ。私が、キャバクラ研を作った年であり、この家へ、家庭教師で通った時でもある。 その森田守(仮名)は、その後、かなり知られた●●評論家になっている。私は、そ […]
- アート・セラピーに参加して
田中義之 去年ほど僕にとって生活が一変したことはなかった。 一昨年仕事が、定年退職してから色々な事が起こった。中でも去年の秋からZOOMで。アート・セラピーに参加したことは僕にとって大切な事だった。 実家を家出して […]
- 初登場エッセイ『猫はネコ(寝こ)ろびヒト育て』
保延薫 猫には天からお仕事をいただいていると感じることがある。レッスンに寝坊して慌てふためき出かけた私をチラリと見ていた猫は、次から私を起こすようになった。アントニオ猪木師匠から学んだのか?いつの間に?ウェスタンラリア […]
- わがアルバイト人生すごろく〜2
野原広子 ヤングケアラーならぬヤングワーカーで、7才から小遣い賃稼ぎをしてきた私が上京して靴屋の店員になり、その後、いくつかの幸運をつなげて週刊誌の記者になって45年。思えば気の遠くなるような長い月日が流れたんだね。 […]
- 意外な自分を知る時間~アートセラピーのワークショップに参加して
飯島章嘉 なんだかワクワクしながら、木曜日の午後七時からの時間を過ごさせてもらいました。その時間がアートセラピーのワークショップの時間だったのです。僕の生活が自宅でひたすらアニメー […]
- 幸せになるためのアファメーション・ノート(その2)
原田広美 ◎幸せになるための条件なんてありません、幸せになるための考え方があるだけなのです。(バカボンのパパのように..) 私は、〈私〉を愛します。 私は、〈あなた〉を愛します。 あなたは、〈私〉を愛します。 私は、〈私 […]
- マミのA4一枚、こころのデトックス (4)
矢野マミ 10.異次元 「世の中が変わったな」と実感したことが最近あった。 行きつけの(?)スーパー銭湯で、パウダールームの鏡の前で、全裸で立ったままドライヤーをかけている女性を発見したのだ。 この日はもう一人 […]
- ニューヨーク黒人社会の移住
田高孝 彼は、少し、前に来ていた。 モヒカン刈りの白人。刺青を肩に入れ。10人のフリークたちを連れて、アメ横を、歩いていた。ここだ。ここで、一番はしゃぐ。10人のフリークたちが。見ると私の店の柱を見ているのだ […]
- 三浦一壮氏の舞踏との出会いと共演
小森俊明 筆者が三浦一壮氏の舞踏を初めて目撃したのは2019年のことだった。その威厳と滋味、風格を併せ持った佇まいに圧倒されたものである。終演後にお声掛けして感想をお伝えして以来ずっと、いつか共演させていただけたらと考 […]
- デザインの力って
平塚由香 デザインの力ってすごいんですね。と言われました。 そうなんです。そうなんです。 どんな素材も丁寧に美味しい料理にしていくのがデザインだと思っています。 今回の素材は児童デイサービスの壁に貼ってあるみんなの桜の絵 […]
- わがアルバイト人生すごろく〜1
野原広子 私は児童労働者だった、なんていうと次に続く言葉は「児童虐待」かしら。いやいや、そんなことを言いたいんじゃないんだけどね。 私がお隣りのおじさんからたばこ買いを頼まれて「はい、おだちん」と手の上に10円玉を乗 […]
- 即興について
MIREI 私は2009年頃、ロンドンで即興演奏を始めました。 当時、私は日本の会社員を辞めた後、美大の1年生か2年生をやっているところでした。ある日、クラスメートのドイツ人の女の子から「おもしろい即興演奏のワークシ […]
- 幸せになるためのアファメーション・ノート(その1)
原田広美 ◎幸せになるための条件なんてありません、幸せになるための考え方があるだけなのです。(バカボンのパパのように..) 自分を責めない、惨めな思いにさせない、 そうなる発想があれば手放す。 好きなことをさせてあげる、 […]
- マミのA4一枚、こころのデトックス (3)
矢野マミ 7. 多いですか?少ないですか?誰に聞いたら良いですか? 特別な職業に就いているわけではないが、ふと気がつくと、周りに自死、変死した人が何人もいた。 普通、平均して何人くらい自死した知人がいるのだろうか? […]
- 新著『現代音楽とメディア・アートの空観無為』のご紹介
小森俊明 先月(2023年1月)、『現代音楽とメディア・アートの空観無為』(TPAF刊)という共著を上梓した。まどか通信フェニックス2023年2月号では、本著についての寄稿を編集責任者の原田広美さんから提案されたの […]
- 舞踏映像「昼下がりのバッカス」を振り返って
北條立記 「昼下がりのバッカス/Afternoon Bacchus」とは、2022年8月に私が舞踏家細田麻央と行った公演タイトルである。その後、その収録映像を編集して一つの映像作品にした。 公演は埼玉県蓮田市のコミュ […]
- 花と緑の癒し~「園芸療法」のお話〜
柴沼敦子 皆様は、「園芸療法」をご存じでしょうか? 私が園芸療法を初めて知ったきっかけは、まったくの偶然でした。 2020年2月末、新型コロナウィルス感染拡大に伴い、全国の学校に対し一斉の臨時休校措置が取られ、年度 […]
- オバ記者流、借金と生き方講座
野原広子 なんてタイトルをつけたはいいけど、ひゃひゃひゃ、いきなり恥ずかしいわ。65才の今まで貯金らしい貯金をしたことがなくて、あるのは瞬時に答えられる残高だけ。「何を語る気になってんのよ。貧乏人がえらそーに!」と言われ […]
- ワークショップについて「揺蕩うわたし」
平塚由香 ワークショップのネタで投稿を続けていこうと思っていたけど、今年になってワークショップ開催に尻込みをしている。 その理由は、なぜだろう? ワークショップをやりたい!という気持ちだけで去年は突き進んで、一度 集客に […]
- マミのA4一枚、こころのデトックス (2)
矢野マミ 4.死ぬ瞬間 友人からメールが来たので、彼女の了解を得て紹介する。 「先日、母が亡くなりました。入院して、すぐには会えなくて(今はまだ一般病棟でも面会が制限されているから)1週間くらいしてから洗濯物を交換に行 […]
- アートセラピスト養成講座後に学びたいこと
松岡祐貴 セラピーには、学んだあともスーパービジョンという実技指導(というよりも互いに検討するの意が強い)があります※1。勿論、誰もすべての視座から物事を把握することは出来ず、よって互いにより俯瞰的な視座に立ち、より広 […]
- 夢日記『クリシュナ』
ゴーレム佐藤 いったいあれから何年経ったのだろう。もはや出発の日もその理由も思い出せない。が、間違いなく私はこの日本に帰ってきた。長年旅をともにしてきたクリシュナとこうして別れを惜しみながら珈琲を楽しんでいる。クリシュ […]
- 思い出:随想「アンチやくざ者ブルース」
田高孝 カラーギャング(池袋)とチーマー(渋谷)の戦い。 それは、いつの事か? テレビの公開番組で、ツッパリとチーマーが、対決するという企画で、現われた。 両者同人数ずつ集まった。 テレビ画面に向かって、右側に […]
- マミのA4一枚、こころのデトックス (1)
矢野マミ 夢には寝ている時に見る夢と、起きているときに観る夢がある。起きている時に観る夢は、頭の後ろのスクリーンに映し出される映画のようだ。そして、映画が映し出される前にシナリオが降りてくる。頭の後ろにシナリオが浮かぶ […]
- ワークショップをやり始めて
平塚由香 ただ、自分のためにやりたかったワークショップ。昔やりたくて、でも断念したものだったから。 恥ずかしいけど、誰かのためじゃなくて、自分のため。 そんなものづくり系ワークショップを子ども向けに2022年は3回開催し […]
- まどか研究所「アートセラピスト養成講座」で学んだこと
松岡祐貴 一言で言うと例えば海外で学ぶ様なチャレンジ精神だったと思います。留学よりは安いお金でマンツーマンの指導も受けました。大切な姿勢も学びました。 辛い体験をするだけでなく回復もすることや、自分にも優しくすることが、 […]
- *【フェニックス】~創刊にあたっての随想
原田広美(ひろりん) 〈列についてゆけない者に宝物はあるのか?〉 中学生の頃には、井上陽水に聴き惚れていた私にとって、神無月(新暦では11月頃)は、ちょっと特別です。まだまだ秋は続くけれど、新年からやっと春が来て夏にな […]
- ~ご挨拶~
矢野マミ 「書きたい!」「書きたい!」 セッションではなく、往復書簡で人生相談をしたいです~と書き続けていたら、ヒロミさんがこのような場「まどか通信フェニックス」を用意してくださいました。 モノは言いようですね。 『A4 […]
- なぜ日本に移住したいの?と聞かれたら…
クリュエワ みか ある国に生まれ、その国にずっと住んでいる人が、いきなり別の国に移住したくなるとしたらなぜでしょうか?理由は人によって様々あるのは当然のことですが、私はそのような人の一人として、自分自身の理由をよく聞かれ […]